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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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「すまんスオウ!」


 何やらいきなり頭を下げてくる秋徒。別にこいつに謝られるような事は記憶にないが? 


「日鞠の事だ」


 だと思った。既に家の前で鈴鹿もいないからこのタイミングで言ってきたんだろう。


「別に……お前のせいじゃないよ」

「だが……その場に入れれば……」

「一緒だよ。どうにもならなかった。実際テア・レス・テレスはいたんだ」


 ならあの生徒会の奴らの態度はなんだ……といいたいが、どこかにはけ口を求めたいんだろう。それに実際僕が引き起こしたみたいなものだし、僕に責任がないとは思ってない。もっと早くに、あいつと決着をつけてれば……こうはならなかったのかもしれない。


 でも……それだけの力が無かったのも事実で……実際あいつには何度も負けてた。でも前まではそれで自分が奪われるなんて事はなかったわけで……あの日、あの行動にあいつが出たのはもしかして……


(知ってた?)


 僕がオリジンという力を手にしたことを。それで奴がいう入れ替わりみたいな事を行う条件が整ったんでは? でもそんな都合よく? とか思う。そもそもがオリジンという力を得たのは偶然……なのか? 


(待てよ。そもそもオルガトへの道をあの領主へと教えたのは苦十だ。それでローレはオルガトと契約できた。その時、僕はたまたまいたけど……僕たちがスカルロードドラゴンに挑んでたのは苦十の奴はわかってた。そしてあの得たいしれない奴は苦十が糸を引いてるようだった。

 あいつの掌の上か……)


 思い返すとそんな気がしてくる。それでも僕がオリジンという力を発動させるかまでは読めようがないと思うが、苦十に関してはほぼ謎だしな。もしかしたらわかってたのかもしれない。


「どうしたスオウ?」

「いや、どうやって日鞠を連れ戻そうかと思ってさ」

「お前、ちゃんと寝たか? 顔色相当悪いぞ」

「実をいうと、一睡もしてない」


 なにせ昨日はあわただしかったからな。あの後、色々と試したりししてたら朝陽が昇ってて、GMコールとかして日鞠の体を穏便に回収してもらったり。実際再びこんな事が起こったと知らられば、VRという技術が終わりかねない。まあそれは建前で、やっぱり一番設備が整ってる場所に移した方が安心だからってのがある。


 でも一睡もしてない割は眠気なんてないんだ。


「なあ、本当に日鞠の奴は……」


 深刻そうにそういう秋徒。僕はとりあえずこう言ってやる。


「とりあえずそこら辺は本人聞けよ」

「ああっ……て、え?」


 驚く秋徒を家に促して部屋でLROにダイブする。場所はレスティア。昨日消えかけたのが嘘の様に元通りになってる。活気ある街だ。そこで大勢の部下を取り巻いて色々と指示してる奴の姿がさっそく目に入る。


「あっ、スオウ!」


 そういって手を振ってるのは会長だ。そう日鞠こと会長こちら側に意識だけを置いて存在してた。そしてそんな会長見て目を丸くしてるアギト。だからいったじゃん。本人に聞けって。

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