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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 暗い空間で更に暗い闇の根源みたいな物が私を飲み込もうとしてくる。けど私はペンを走らせて書き換える。それによって力は私をすり抜けていく。力の触手の様なのは私を見失ってうねうねと所在投げにしてる。


(まだ近づかないとだよね)


 さっきからこのペンと共にこの力を解明しようとしてるが、流石は世紀の天才が作った世界。私は自分の矮小さを感じてる。天才とかなんだとか周りからはよく言われるけど、私はそんなんじゃ……とか思ってるばあいでもないか。


 私が頑張らないと、この力がこのままじゃダメなんだ。スオウの為にも私の為にも……私は近くの力へとペンを伸ばす。ペン先を突っ込んで引っこ抜くとコードが現れる。そのコードを私はペンで上から書き換える。そして薄まった黒い触手の場所に踏み込んでいく。


 こうやって少しずつ歩んできた。けど近づくにつれてコードは多く、そして複雑になってる。流石に私でも頭が熱くなってきてる気がする。額に手を付ければじわっとした汗がつく。けどとまれない。そんなに時間をかける訳にもいかない。

 この力は強大だが、これよりも強大な力と相対してるんだ。だから私は足を進める。ペンをさして、コードを抜き、そしてそれを改変させていく。

 けど私はきづいてた。私の背後にはあぶれたコードが浮遊してる。そればどんどん多くなってる。きっと私のやり方は無駄があるんだろう。だからあぶれるコードがある。ちゃんと世界に帰れてない。私自身がデリートをやれればいいだけど……力を持ったコードには難しい。


 今はコードになってなくても……


(いきます!)


 私は息を整えて一番濃い部分にペンをさす。そして引き出すとコードが津波の様に押し寄せてきた。それは今までの比じゃない。溢れるコードは止まる事がなく、みえない場所までいってしまってる。更には今まで改変してあぶれたコードまでもが混ざり合ってしまってる。


 私の体が押し流されることはないのはコードには質量とう物が設定されてないからか……たすかるけど、この量を視覚で情報処理するなんて不可能だ。


「オリジン……いいえこれはLROの試練なのかな?」


 私は目を閉じる。そしてペンを走らせた。頭の中に浮かび上がる輝くコードはオリジンの基礎となる部分。私は腕を上げてそれを浮かび上がらせる。


(わかる。私の周囲に来てくれたのが)


 更にもう一回ペンを走らせてオリジンのじゃじゃ馬な部分を見つけ出す。けど流石はじゃじゃ馬だった。私の命令に反発する様に、それらは私があぶれさせたコードの欠片を使って別の物を作り出してる。それはコードの筈なのに私へと巻き付いてくる。僅かに体を透過する様に入り込むそれは、私自身のコードにダメージを与えてくる。


「づうううう!?」


 ダメージはない。いや、現れないってのが正しい。HPゲージにこのダメージは反映されない。けどこの攻撃を食らい続けると私という存在はこのLROに存在できなくなるだろう。それよりも早く、改変しないと!! でも今までの比じゃない量……数。そして現在進行形で変化し続けるコードを改変する事と、たった一人のコードを壊す事……どちらがはやいかなんて明白だ。


 出来る事は全てやってる。ペンを走らせてオリジンにウイルスを送って遅滞させたり……けどそれでも微々たるものだ。


「出し惜しみなんてダメですね」


 私はそういって更にペンを出す。全てのペンが光を発しながら書き綴る。視界が赤く。そして鼻からは血が出る。不思議な事にちゃんと血がでてる。いえ、私の場合は不思議じゃない。当然だ。けど、止まらない。私は出来うる速さの限界でオリジンを掌握してく。


「づ!?」


 けどその時、腕がこわれた。バグった様に四角いエフェクトが右腕を包む。けど直ぐに私は自身を修復した。けど壊れて修復の連鎖は続く。私は途中から治すのをやめた。自身を治すよりも改変する事に重きを置いたからだ。


「私は、スオウの信頼にこたえて見せる!!」


 そんな決意の時、不思議な風が吹いた。風と言えばスオウだ。きっと彼なんだと思うと力が湧く。そして一筋の光……いや稲妻がオリジンへと走る。私はやっぱりスオウだね……と思ってその力も組み込んでオリジンを改変させた。

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