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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 スカルドラゴンに身が入った。名前の部分を見てみると『スカルロードドラゴン』になってた。よく意味は分からないが、強化されたのは間違いないだろう。視界は元に戻った。もう問題ない。けど、何故かコードは薄く重なるように見えてる。


「更に強力そうだな」


 そういうのはアギトだ。僕達が必死に壊した頭もああやって問題なく戻ってるとか嫌になるよな。反則でしょ。それに体力も回復してるんだよね。ズル過ぎて運営に文句言いたくなる。一応繋がりあるしね。けどそれはこの戦闘前にしておくべきことだったよね。


 こうなったらそんな余裕はない。スカルロードドラゴンはもうスカスカの体ではない。闇という肉を得た。所々骨の隙間から漏れ出てるようなエフェクトのせいでなんかかっちょいい。そんな事を思ってると、大きく翼を広げたスカルロードドラゴン。


 今まではあのスカスカの翼でどうやって飛んでるんだよっ感じだったが、今は肉がついたからちゃんと風を受け止められそうではある。まあそもそも翼を羽ばたかせてるのなんて元から演出だったんだとおもうけど。


 今の奴は闇の肉に骨の鎧をまとってるみたいになってる。スカルロードドラゴンとなって、何が変わったか見極めないと一気に全滅……なんてことになりえそうだ。


 そう思ってると光のエフェクトがスカルロードドラゴンを包む。後ろを向くと、シルクちゃんとメカブが魔法を使ってた。回復魔法だろう。実際、奴に飛ばれると、こっちの攻撃の手段が限られるから、飛ぶ前に落とそうとしてくれた判断はありがたい。けど……


「効いてない?」


 冷静にオウラさんがそういった。確かに効いてるようには見えない。ついさっきまでは回復魔法である程度のダメージは入ってた。けど、今はそれがみられない。


「そんな……」

「メカブちゃ――つっ!!」


 いきなりシルクちゃんがメカブを突き飛ばした。そんなにイラっとしたかな? とか思ったが、天使のようなシルクちゃんがそんな訳はない。シルクちゃんがメカブを突き飛ばした次の瞬間、シルクちゃんが黒い玉に覆われた。


 それはさっきスカルドラゴンが吸いこまれた闇に似てる。多分シルクちゃんは今の攻撃の前兆を感じ取ったのだろう。だからメカブだけでも……と。僕達は一斉に駆けた。目指すはスカルロードドラゴン。シルクちゃんを攻撃してるはこいつだから、こいつにガツンと入れればシルクちゃんが解放されるかもしれない。そう思っての事だ。


 すると僕たちの行動と連動するように、スカルロードドラゴンに光が降り注ぐ。それはとても暖かい光だ。数本の光の柱がスカルロードドラゴンを囲む様にして降り注ぎ、それが中心に集まった時、莫大な光が視界を埋める。


 他の皆の動きが止まる。この光の中では動けないのは当然だ。けど、僕には見えてた。確かに視界は真っ白だ。けど、僕にはコードが見えてる。そのコードが伝えてる。スカルロードドラゴンはこの光を耐えてる。


 もっとダメージが必要だ。僕の攻撃力なんか微々たるものだが、せめてあの翼をもぐ!! 僕は地面を蹴って光によって押しとどめられてるスカルロードドラゴンへと迫る。

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