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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 フラングランの風の塊がスカルドラゴンの体へとぶつかった。拮抗する二つの力。端の方の体は崩壊してるのが分かる。けど、こっちの風は後方の黒い物体に吸い込まれて行ってる。


(力を……維持できない!?)


 更に激しく力を込めたスカルドラゴンの体が風を弾け飛ばせて進みだす。


「こうなったら四肢を斬る!」


 僕は素早く動く。まずは左腕を狙った。案外脆く再生もしないのなら一撃で切り離せた。スカルドラゴンの体は態勢を崩し、地面にめり込む。けど止まらない。そんなの気にしてない様に進んでる。一体何を奴をそこまでさせるのか。


 どうして再生しない様になってるのかとか疑問は多々ある。だが、今はそこを気にしてる暇はない。ラッキーと思って更に僕は足を狙う。既にスカルドラゴンの体の後方に行ってる僕には腕は遠い。だから脚だ。


「速くなってる?」


 追いすがる僕はそんな印象を受けた。なんで地面をこすりつつ移動する奴が速くなるのか? もしかしてあの黒い塊に吸われてる? 僕は更に左足を斬った。けどやっぱり止まらない。


「づあ!?」


 スカルドラゴンの体の尻尾が僕の方へと伸びてきた。何とかガードしたが、大きく吹き飛ばされた。まだ誰か何かやってないか、と思ったが前衛陣は足を止めてる。やっぱり見えてなかった? わからない……が、今は僕しかいない。


 態勢を立て直して、スカルドラゴンの体を追いかけるが、あの黒い塊に近づくにつれて加速してるスカルドラゴンの体に追いつくのは僕のスピードでも厳しい。いや、ここからじゃ無理だ。どうにか出来ないか? そう思ってると、何か色が違うコードが黒い塊に飲み込まれる。


 それがみえた。視線を奥の方に向けると、一段と遠い場所に三つの人型ともう一つ違うコードがみえる。


(ローレ……何かしたのか?)


 あれはローレの召喚獣だろうか? 今の状態ではわからない。でもローレは何かを仕掛けたのだろう。あの黒い塊に吸いこまれてもいいのかどうかはわからない。仕込んだものは意味ないかもしれない。でももしかしたら意味があるかもしれない。


 そのすぐ後にスカルドラゴンの体が黒い塊にへと吸い込まれてく。そして全ての体が吸い込まれると数十センチはあった黒い塊がどんどんと小さくなる。


 黒い塊が小さくなると、視界に光がもどってく。僕の数メートル先に数ミリになった黒い点がある。これで終わり? な訳ないよな。だって何も解決してない。そう思ったとき、点になった塊からスカルドラゴンの頭が出てきた。

 それを見て僕たちは身構える。


「何か、違くない?」


 そういうのはセラだ。確かにスカルドラゴンの頭は今までの様に骨だけじゃない。スカルドラゴンの目には黒い塊が入ってて。口の中も黒い。まるで黒い身が骨の兜をかぶったような……頭に続いて全身もその全貌を現す。


 どうやらスカルドラゴンは進化したらしい。

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