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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 激しい光と衝撃が辺りに撒き散る。スカルドラゴンの声がそんな中響いてる。手応えはあった。確実にスカルドラゴンに当たったはずだ。けど、光と衝撃が収まって、再びスカルドラゴンがその姿を表したら、全然ピンピンしてた。

 

「マジかよ……」


 かなりの手応えはあった。三分の一……いや、四分の一くらいは体力持ってけると思ったのに、豆粒程度しか減ってない。これは自分たちの攻撃力が案外弱いのか、それともスカルドラゴンがめちゃくちゃ体力あるのか……てかなんか既に回復してない? 減ってた思った体力バーが満タンに成ってるように見える。

 

「チートかよ……」


 こんな気持になったのは前のLROでシクラ達を相手にした時以来だ。あいつらは紛れもないチートだった。でもこのスカルドラゴンは一応は元からこの世界に居る存在の筈。それなら……そんなに世界の法則からはみ出すとは思えない。まあコードを取得するなんて事をやってるみたいだから、何か変な変化が起きてるのかもしれないけど。

 もしかしたら既にこの世界のルールから外れてるのかも……そうなると、とても厄介だ。

 

「逃げる気配はありませんね。この人数なら行けるということでしょう。皆の魂、返して貰います!!」


 オウラさんはやる気満々だ。自身の渾身の一撃を食らってもピンピンしてるのに、それを見て折れる事はないようだ。まあこの人、一撃で倒せないのなら、倒せるまで殴れば良いとか考える人だからね。そして、実際それを実行出来るしな。けどこの人数がギリギリだとはわかったけど、どの距離で察知されたら逃げられるのかは分かってない。

 後一人増えたら駄目なら、そう時間はない。奴の視界に入るか、それとも一定の距離で察知してるのか……

 

「とりあえず出来るだけ、やってみるぞ! 全員出し惜しみするなよ!」


 アギトがそう言ってスカルドラゴンに突っ込む。それに皆続くよ。確かに時間が無いんなら出し惜しみなんてしてられないか。

 

「私は結界を張ってみます。もしかしたらスカルドラゴンの逃走を抑止出来るかもしれません」

「分かった。頼むよシルクちゃん」


 確かにそれも試しておきたい。もしも逃走を阻止出来るのなら、もっと大人数で戦うことだって出来る。最初はギリギリの人数で行って、そして結界を張ったら残りも参戦とかさ。スカルドラゴンにしたらズルいのかも知れないが、それも戦法だ。そもそもこんなボスクラスの化物に、八人くらいで挑ませるのが無茶あるだろう。

 



 僕たちは持てる力の限り、スカルドラゴンを攻め続ける。僅かにはスカルドラゴンの体力は確かに減ってる。けど……

 

「まただよスオウ! チートだよ。絶対勝てないイベント戦闘なのこれ?」


 そういうのはセツリだ。確かにそう思わなくもない感じだけどね。さっきからスカルドラゴンはある程度ダメージを受けたら自動で回復してるように見える。こっちは一撃貰うだけでもかなりの体力を持ってかれる。いやかすっただけで大ダメージだ。それなのに、むこうはこっちの攻撃なんて微々たる脅威でしかないのに、さらには自動回復まであるおまけ付き。

 ほんとイベント戦闘何じゃないかという気もしなくもない。けど、LROにそんな物は存在しないんだ。どれだけ勝てないと思われても、絶対に勝てない存在なんていない。だってあのシクラ達にさえ、勝ったんだ。倒した訳ではなかったけど……それでもやりようは色々とあるわけで……僕はスカルドラゴンをしっかりみる。

 皆には無理でも、僕にはこの目がある。何か奴を崩せる糸口。それを見つけたい。するとその時、僕は気付いた。

 

 戦闘中、スカルドラゴンはやけにリスクが高い攻撃をする時がある。それは突進してきてからの大口開けてバクンとやる攻撃だ。避けるのは簡単だし、周囲に骨を出して攻撃出来るスカルドラゴンにしてはやけに直接的な攻撃。けどそのパターンは、いわいる攻撃のタイミングとして設定してあるものだと思った。でもそれが違うとしたら? 

 

 突進したあと、必ず地面には穴が空いてるし、木とかならその木事態が無くなってる。そして奴がそれをするタイミングは決まってある程度体力が削られたとき。もしかたら奴は……エリアを食べて体力を回復してるのかもしれない。そう考えると、色々と納得できることもある。どうしてこんなプレイヤーが多い場所に現れたのか……プレイヤーを襲うのももしかしたらそのプレイヤーのエリアのコードを食ってるんでは? だからこそ、プレイヤー事態に影響はない。

 

(けど、ならなぜエリアを食べるそんな能力があるのかだけど……)


 スカルドラゴンはそもそも何をなしたいんだろうか?

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