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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 ローレとの契約を交わした後、色々と煮詰める為に一度皆で集まる事になった。強敵だし、それはそうだろう。それに僕には不安要素が一つある。僕の写し身みたいなアイツ……あれが現れると厄介……というか、めっちゃ困る。それに現れないなんて楽観視出来ない。多分現れるだろうなって思ってる。それも組み込まないと行けない。

 どうせなら、スカルドラゴンとの対決前に、決着つけれれば……ある意味それが理想なんだけどね。けどそんな上手くは行かない。でも最近は少しはアイツに近づけていけてる気はする。もう逃げ回る期間は終わったのかも知れない。

 

「そっかふ~ん……ローレちゃんのチームに入ったんだ。ふ~ん」


 そういうのはセツリの奴だ。あの日から何かとそれを言って不機嫌そうにしてやがる。僕がローレのチームに入ったのがとても気に食わないらしい。まあ最初はすっごく誘って来てたからな。それに対して僕は適当なこと言って断ってた。それなのにローレのチームには簡単に入ったのが納得行かないって事だ。

 

「どうせローレちゃんが可愛いから断りきれなかったんだ」

「別にそんなんじゃないって」


 そもそも可愛いからなら、セツリの方が断然だと思う。いや、確かにローレも可愛い。子供のなりでもなんか妖艶な魅力を醸し出してる奴だ。でもさ、それはLROだけの姿じゃん。セツリや日鞠がリアルでも女の子だと僕は知ってる。けどローレはそうじゃない。もしかしたら性別違うかも知れない。完全に女の子だとわかってるセツリの方が断然アドバンテージある。

 少なくとも僕の中ではね。まあローレはなんとなく女の子だろうなって思ってるけど……実際はわかんないしね。可愛いに安心が着くのがリアルを知ってる強みだよね。

 

「それに一時的にだし。ずっとアイツのチームに入るわけじゃない。今回だけ」

「そうなるかな?」

「どういう意味だよ?」

「だってローレちゃんだよ。そんな簡単にスオウを手放すなんて思えない」


 セツリの奴はなんか怖い事を言う。いやいやいや、そんな事ないでしょ? ないよね? 無いかな? 僕は周りに居るシルクちゃんとかを見る。

 

「あはは」


 そういってぎこちなく笑うシルクちゃんはクラっとするほど可愛い。なんだろうね。見た目的にはセツリが突出してるのは変わりないんだけど、シルクちゃんは安心出来る何かがにじみ出てるから? 見た目だけじゃないんだなってね。まあシルクちゃんも見た目めちゃめちゃ可愛いけどね。

 

「それ、悪魔との契約よ」


 そうセラの奴は言いやがる。マジかよ……確かにそれを言われるととてもしっくりけどさ。もう逃れられないの? てかさっきからセラの奴の目がとても鋭い気がする。気が弱い奴なら、射殺せそうな感じ。いつも鋭いけどさ、今はいつにもましてって感じ。

 

「アイツの危険さ、忘れたの? アイツは味方じゃないのよ。アンタが余計な情報漏らすと、困る」


 なるほどね。それを警戒してるのか。けど、セラ達の事、そこまで知らないぞ。僕にはバラすような情報与えて貰ってない。そもそもセラ達……まあアギト達は本気で上を狙ってるからチームでもない僕には教えてくれないしね。

 

「けどローレの事は必要だった。しょうがないよセラ。文句は直接あって当人に言いましょう」

「そうですね。そしてあわよくばアイツを殺る」


 なんか物騒な事をセラの奴は言ってる。てかLROでは殺れないだろ。プレイヤーはさ。てかセラは前からローレのこと嫌いだよね。まあ相性悪いのはなんとなくわかるけどね。

 

「そっちはどうだったんだ?」

「こっちは順調でしたよ。皆さんわかってくれました」

「それぞれ何か悪巧みしてそうだったけど」


 アイリさんの言葉にそうセラが付け加えた。それぞれの有力なチームもスカルドラゴンには興味を持ち始めてる? エリアバトルにお熱なんじゃなかったの? 

 

「何か貴重なアイテムとか落すかも知れないし、誰だって興味は持つでしょ」

「まあ確かに」


 未知の敵だもんね。ゲームが好きなら、そういう存在にはドキドキするものだ。

 

「けど、倒すのは私達。てか、私の予想では――」


 そう言ってセラの奴は僕やオウラさんやメカブを見る。

 

「――私達でないと駄目だと思う」


 それがどういうことなのかはよくわからないが、誰かに渡す気なんてない。だって僕達が解き放ったんだ。その責任はきっちりとるさ。

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