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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 レスティアで顔見せを済ませて、早速エリアへと移動した。なんだか敵、味方なく和気藹々としてる感じの雰囲気。けど、僕が喋ろうとすると、なんかピタッと会話が止まって全員がこっちを見る。なんか……なんか言いづらいけど、嫌な感じだ。一心にはそんな事無いのに、なんで僕だけ? 人間関係が嫌になる感じの奴等だ。


「標準のエリアだな」


 プリセットにある場所でのエリアバトルとは……まあ偶にはあるけど……そもそも今回のエリアバトルの趣旨? を僕は聞いてない。エリアバトルは色々な物を賭けるし、助っ人になんでもかんでも教えるわけでもないだろうけど……敵、味方で戦闘前からワイワイしてるなんて今まで無かった。こっちを見てちらちらと言いあってるのも印象下がってる。

 それに合う前に一心の奴が何かある……とか言うから。標準エリアの草原の風は気持ち良くて時折一人で来たいくらいの場所だ。青空は澄んでて、寝そべってると、きっと時間を忘れてしまうだろう。癒やし空間として活用したいね。

 

「で、いつ始めるんだ?」


 さっきからずっと話してて一向に始めようとしないぞ。一心の奴も結構イライラしてるよう。

 

「何かを待ってるようだが……おい! やらんのか!?」


 そう言って一心が奴等に向かってく。そして何やらペコペコしてる今回の相手。あれ? 一心ってなんか偉いの? 僕の方がLROを長くやってるはずなのに一向に地位が向上しないんだが? そういえば日鞠の奴にも一瞬で地位抜かれたな。でもアイツはほら特別だし、仕方ないとも思える。けど一心にまでって……こいつの他者と打ち解けるスキルはなんなの? 人間性って奴? 

 あとは積極性とか? 僕は好き好んで他者に絡みにいかないからね。でも一心は違うみたい。知り合いがめちゃくちゃ多いのはきっとここの違いだよな。

 

「ようやくやるようだぞ」


 そう一心が教えてくれる。そして成るべく平らになってる所でそれぞれのチームに別れた。そしてエリアバトル開始の文字が空中に綴られる。けど雰囲気はゆるいままだ。でも一応魔法が飛び交う。なにこれ? バトルの演出かなにかか? しばらくそんな感じで魔法の打ち合いをやってたけど、意味ないと気付いたのか、こっちに話しかけてきた。

 

「あのーちょっと前に出てくれないですかね?」

「前でて、攻撃していいの?」

「ええ、でも倒さない程度におねがいします」


 これ、エリアバトルだよね? 一心の方を向いて見ると、一つ頷く。とりあえず行ってみるかね。前に出た僕に向かって複数の魔法が放たれる。けどすれを素早く避けてもう少し――そこで後方から放たれた拘束魔法で動きが束縛された。そして続けざまに体に走る衝撃。

 

「ぐあ!? 何を!」


 仲間だよね!? そいつらが僕に向かって攻撃してる。しかもその間に敵側もさっきの打ち合いでやってた様な弱い魔法じゃない。もっと強力な奴を詠唱してる。

 

「スオウ!」


 一心の声。けどどうやら一心も拘束されてる? こいつら何が目的で……後方と前方から同時に放たれる魔法。その光が眩してく目を開けてられない。けど突然その音と勢いがなくなった? 風圧とかを感じなくなった。恐る恐る目を開けると、バタバタと前方の敵が倒れてく。肌を撫でる風。それは感じた事がある風。僕は上を向く。するとそこにはセラ・シルフィングを携えたローブの奴が再び現れてた。

 

「よし!」


 誰かがそんな声を出したのが聞こえた。狙いはこっち? 一斉に彼等は現れたそいつに向かって攻撃を始める。まさに待ってましたと言わんばかりにだ。

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