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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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迎えの言葉

「なんだあれ?」

「明らかに怪しい……」


 どうしたものかと悩む僕達。だって全身黒尽くめでどう見ても怪しい奴が近所に居る。これは道徳的に通報とかしといた方がいいんじゃないかと思うわけだ。自分家が目的とかじゃなかったとしても、他の家に空き巣ったりするかもしれないし、そういうのを未然に防ぐ為には地域の目が大事だというしね。

 見つけたのにスルーして、どこか別のお宅が被害に合うとちょっと罪悪感が起こるしね。僕はスマホを取り出すよ。そして110番を押そうとして指が止まる。


「どうしたスオウ? 早く通報したほうがいいぞ」

「そうだけど……なんだか哀愁感じないかあの背中?」


 そもそも何故に電柱の側でへたり込んでるのか。きっとそこは近所の犬がマーキングとかしてて汚いと思うんだ。それによく見るとちょっと小柄な感じがしなくもない。髪を帽子の中にまとめてるようにも見えるし、だからこそ覗くうなじは女子のそれっぽい。


「あれはほんとに不審者か?」


 いや、まあ男でも女でも、怪しい格好してたら不審者なんだろうけど……あんな小さく成ってられるとね……


「私が行きましょう。万が一敵が武器を持ってたとしても私なら対処できますので」

「ラオウさん……」


 彼女はその大きな体で不審者に近づいていく。でもラオウさんは確かに強いけど、だからこそ不安があるというか……彼女を見た瞬間、思わずあの不審者が思わず襲うって事になったら、ラオウさんは無事だろうけど、あっちに罪状が追加される事に成るよね。

 別にモノホンの悪人ならそんな事に成っても別段気になんかしないんだけど……あの哀愁漂う背中からはそんな感じは受け取れない。だからこれでもし、ラオウさんの強面の顔にビビって思わずって事になると可哀想かなって……そう思ってる間にラオウさんは既に不審者に近づいてた。


「貴方、ここで一体何をしてるんですか?」

「フキャアアアアア デビル! サタン!! ノオオオオオオオ!!」


 甲高い声と共に、いきなり走りだす不審者。その声は女性っぽいからやっぱり……とか思ってると、こっちに向かってくる。僕と秋徒は顔を見合わせるよ。


(ど、どうする?)


 アイコンタクトで意思疎通を図る僕達。だって確かに不審者の格好だけど、別に不審な事をしてたワケじゃない。それにくわえて女性だし、無理矢理拘束するのも気が引ける。そもそも今の段階でそんな事したら、こっちが犯罪者では?

 そう思ってる間にも不審者は近づいてきてる。


「二人共何をやってるんですか? 敵は武器を所持してますよ!」

「え? 武器?」


 まさか包丁とかカッターとかを所持してると言うのか? それなら確かに見過ごす訳にはいかないかも。パニック起こしてるようだし、自分達以外の一般人にあって危害を加えでもしたら大変だ。


「僕が出る。秋徒はフォローを頼む」

「おう!」


 玄関前の道路に飛び出して僕は進路を塞ぐ。するとそれを見た不審者はコートの裾に埋まってた腕を出してそこに握ってる武器を露わにした。それは細長くちょっと歪な、コンバットナイフ? カッターとか包丁なんかよりも、ずっと凶悪でよく切れそうに見える。

 しかも両手に持ってるし……なんでこんな物……まさか誰かを殺そうとしてたとか? でも直前で怖気づいたからあんな所で小さくなってた––と考えれば辻褄が合うかもしれない。けどそれならここで罪を犯させる訳にはいかないな。

 せっかく思いとどまったのに、全くの赤の他人を傷つけてしまって刑務所行きなんてこの人も嫌だろう。思いとどまる心があるのなら、きっとやり直せるんじゃないか? 勝手な妄想だけど。取り敢えず一撃だって食らう事は出来ない。

 狙うは武器を封じての押さえ込みだな。女性みたいだし、力でなら負けないだろう。


「おい止まれ! 落ち着くんだ!」


 秋徒が横からそう声を出すけど、やっぱり錯乱してる彼女には届かないようだ。真っ直ぐにこっちに向かってくる。心なしか、態勢が低くなって構えを取ってる様にも見えるけど、錯乱してる筈だし気のせいだよね?

 そう思ってるといきなり加速して、そのまま突進してくる不審者。自分は避けずにその不審者の手を抑えようとそのタイミングを探る。けどその時、ゆっくり見える自分の視界で不審者は、腕を胸の中で小さくクロスさせた。

 そして頭から一気に突進してくる。


「づあっ!?」


 これじゃあ手を抑えることなんか出来ない! 今の動き、僕の狙いが分かってた様な……ただの女性とは思えない程の強烈なタックルに僕の体は浮き上がり地面に落ちる。そしてピッタリ密着してる不審者の腕はいつの間にか自分の首元に……ヒンヤリとした寒気が伝わってくる。


(嘘だよね? まさか本当に首を掻っ切ったりは……)


 そう思った瞬間、グッと首に押し付けられる刃に力が篭った気がした。本気! 後は横に動かすだけできっと静脈も動脈も抉れる。死? まさか本当に? こんな誰とも分からない人に、僕は……そう考えた時、バン––と言う銃声の様な音が響いて、左右の首に食い込んでたナイフがこぼれ落ちた。


「はぁはぁはぁ……」


 冷や汗がどっと出てくる。冷たい北風が心臓まで凍えさせてるみたい。心臓の動きを制限するみたいに締め付けるような感覚。もう大丈夫なんだろうけど……首に残った感覚が取れてくれない。


「大丈夫かスオウ?」

「ああ……でも今の音って」


 秋徒と共にラオウさんの方を見ると彼女の手には黒光りする銃が見えた。まさか……本物?


「ふう、危ない所でしたね」

「いやいや、まさか殺ったんですか!?」


 銃をしまいながらこっちに来たラオウさんに向かって思わずそんな声をあげる。だって……だって……いくら何でもそれは……


「まさか、撃ったのはゴム弾ですよ。血が飛び散ったりしてないでしょう?」

「そうですか……」


 それなら安心……なのか? まあでも僕もこの人も死んでないのならまあいいか。


「スオウ! 今の音は何?」

「秋君 無事ですか!?」


 流石に今の銃声で日鞠もそして、隣の家に居た愛さんも飛び出してきた。なんだかんだ言って秋徒の奴は愛されてる様だ。けどどうやら今の音が届いたのは日鞠達だけじゃなく、ご近所さんも様子を伺いに外に出てくる。

 まあ銃声だからね。普段長閑なこんな住宅街でそんな音が聞こえたら不安で外をうかがうのは普通だろう。そしてご近所さんがラオウさんの姿を見つけて震え上がる。これは別の事で通報されそうだ。


「不審者?」「不審者?」「不審者?」


 とヒソヒソと聞こえる声。確かに不審者は居るよ。けど彼等の目に映る不審者はどう考えてもラオウさんでしかない。本物の不審者は伸びてるからね。このままじゃ不味いと判断したのか、日鞠が前に出てくよ。


「お騒がせしてすみません。ちょっとじゃれ合ってただけですのでご心配なく。あの方はお友達なんです」

「まあ日鞠ちゃんはほんと色んな方と知り合いなのね〜」

「日鞠ちゃんがそう言うなら安心だわい」


 流石日鞠、謎の信頼感を得てるな。取り敢えずこの隙に自分達は家に引っ込むことに。でもこの不審者どうするか……けど流石にひと目がある中で道路にほっぽって行くわけにもいかないか。


「この人も一応運ぼう。秋徒そっちも––」


 自分が立ち上がろうとしたせいで体からずり落ちたその黒尽くめの不審者。その時被ってた帽子が外れて、瞬間無理矢理押し込んでた様な長い髪が一気に広がった。香る芳しい香りに、そして何よりも目を引いたのはその色だ。


「金髪……」


 実際ラオウさんも金髪なんだけどね。けどゴメンだけど、ラオウさんではそこまで目を奪われるって事はなかった。まあ戦場を渡り歩いてきた影響か、ちょっと苦すんでるというか、硝煙の危険な香りが染み付いてるというか……まあそれは冗談だけど、ちょっと髪質自体が荒れてるんだよね。

 けど、このブロンドは違う。太陽光の反射が半端ない。めっちゃサラサラしてる。実際、外人の髪はもっとゴワついてる様な印象があったんだけど……やっぱ人それぞれか? てか日本人が無理矢理してる金髪とはやっぱり質がが違う物があるように見える。

 やっぱり偽物は偽物なんだな〜と思った。生まれついての金髪はやっぱり違う。


「外国人部隊でしょうか?」

「いや、そんなラオウさんみたいな人がそうなん人も居るわけ無いでしょ」

「ですがこのナイフ……」

「今どき、ネットがあれば大抵の物は手に入りますよ」

「確かにそうですね。考え過ぎでしょう」


 秋徒の言葉にそう返しながら自然とナイフを懐にしまうラオウさん。気に入ったんですか? てかパクる気ですか? そんな僕の視線を感じ取ったのか、ラオウさんは耳元でこういった。


「少し調べてみます。今の動き、ただパニックに陥った人間が必至にとった行動……には余り見えませんでした」


 そう言われて自分は首を擦る。確かに……あまりにも正確だったし、僕の動きを正確に把握して最善の行動を取ったようにも思える。今の僕なら、多分ナイフを振り回されたって大抵は避けれる。

 それを知ってた……とは思わないけど、体当たりしてマウントポジションをとって逃げられないようにしての止め。実に合理的だったとも考えれるのは確か。


「ですけど……僕にはそんな外国人部隊に狙われる理由なんてないですよ」

「そうでしょうね。まあ確証なんて無いことです」

 

 ラオウさんは僕の肩を叩いて、その金髪の彼女を担ぎ上げる。ほんと逞し過ぎるよこの人。この人を支えられる人はこの地球上に存在してるのだろうか? そう思いながら僕たちは家の中に入る。


「秋君」

「愛……」


 二人はなんだか自分達の空間に入ってるようだから置いて行くことにしました。




 それからしばらくして何台かの車が路肩に止まり、LROの運営チーム(元)が合流した。


「やあ、スオウくん。それに皆さん、お呼ばれしていただき光栄だよ」

「そりゃあどうも。外出許可降りたんですね」

「君の家から出ることは禁止されてるがね。だがこれから三ヶ日まで迎えは来ない! それまでは楽しむつもりだよ!」


 佐々木さん達はようやく開放された喜びを感じてるようだ。まあLRO事件の重要参考人としてずっと拘束されてたし、今は今でこき使われてるようだからね。


「今は公務員なんですか?」

「さあ、一体どうなってるのやら。良くわからないまま働かされてるよ」


 よくわからないって……お役所仕事の公務員連中がそんなのを許してるなんて意外。いや、ただ単にこの人達には教えてないだけかもしれないな。元のゲーム会社自体はなんとか存続してるようだけど、そこの株式とか政府が大半を保有したとかニュースに成ってたし……まあそれで公務員に成るのかは知らないけど。


「LROには戻ってないようだね」

「ええ、……まあ」

「何故だい? 嫌になったとか? その気持は理解できるけどね。あんな事があったんだし無理もない」

「別に嫌って訳じゃないですけど……」


 佐々木さんの言葉にどう返していいか考える。てかそもそも戻るか戻らないかは自由にしていいって言ったのに……何? 戻って欲しいのかな? てかすぐに戻るだろうと踏んでたのかもしれない。

 けど一向に戻らないから、ちょっと催促してるように感じるぞ。


「なんでしょうね。燃え尽きたのかも知れないです。まあその内戻ると思うので、気長に待ってください。別に僕が居なくても随分盛り上がってるようじゃないですか」

「まあ彼女のおかげでね」

「日鞠までけしかけるとは思いませんでしたけど。それも僕をLROに戻す為ですか?」

「いやいや、それは違うよ。彼女は自分から言ってきたんだ。彼女には彼女なりの狙いがあるんじゃないのかな? そういう子だろう」


 そう言って苦笑いする佐々木さん。確かに腹にイチモツ抱えてるような奴だけど……けどそんなにLROに興味あったとは思わなかった。日鞠の場合は、リアルで十分楽しそうだしな。僕とかと違って充実してない訳でもないし……それなのにLROでも充実するってどんだけ欲張りなやつだよ。

 リアルでも向こうでも不幸に遭い続けてる僕って一体なんだよ。泣きたく成る。


「おい大変だ! 金髪美女と変な格好のオッパイ大きい子が寝てるぞ!!」


 ちょっと小太りのおじさんが慌てたようにに佐々木さんにそんな報告をしてる。するとニヤニヤとした表情でこっちを見てくるよ。


「全く、羨ましい限りだね。日鞠ちゃんという完璧超人が側にいながら、他の女の子を囲うことも忘れないとは。君はもっと不幸になりたまえ」

「なんすかそれ。それに別に囲ってもないですし、その金髪はまだ知り合ってもないですよ」

「まさか……知り合ってもない女の子を連れ込むとは……君はそういう奴だったのか?」

「兄貴って呼ばせてください!」


 そんな小太りのおっさんに兄貴って呼ばれてもこっちが困る。やっぱりどっかの空き部屋に寝かせておくべきだったか。でもラオウさんいわく、監視の目があったほうがいいらしいのでリビングのソファーに寝かせておいたんだよね。


「取り敢えずその金髪には触らないほうがいいですよ。素性も知れないですからね。変な格好の巨乳の方はどうぞお好きに」

「はは、あのオッパイはたまらないんだけど……そっちは変なウサギのヌイグルミが襲ってくるんだよ!」

「はは……」


 お兄ちゃんはやっぱり妹が大切な様だ。まあ自分の考えた設定を受け継いで楽しそうにしてる妹はそりゃあ可愛んだろう。あの人友達いなさそうだから、妹だけが世間との繋がりみたいなものだったようだし。

 けどメカブはお兄ちゃんの影響受けすぎて浮きまくってるけどね。もうちょっとまともに……せめてファッションセンスだけでもまとも成ってくれればまだいいんだけど……兄貴が仮面を被って、妹は蛍光ファッションだからな。引かれる兄妹なのは間違いない。


 そんな事を考えてると、ポケットの中のスマホが揺れる。メールだ。内容を確認して自分は玄関先に下ろしてた腰をあげるよ。


「そろそろ主役の登場かな?」

「ええ。皆を呼んできます。寂しがり屋だから、全員で出迎えないと」


 廊下を歩いて、リビングの扉を開けると、沢山の声が一気に聞こえて来る。賑やかな声だ。そしてとてもあたたかい。何時ぶりだろう……いや、違うな。こんなの初めてだ。この家に、こんな声が溢れるのは。庭の方を見ると臼と杵があってその周りにはテーブルとバーベキューの用意も万全。並べられる料理は華やかに飾られてる。

 なんて声を出そうと……ここに割り言って良いのか考えてると、エプロン姿の日鞠と目が合う。そして何も言ってないのに、アイツは心を汲んだかの用にこういった。


「皆さ〜ん! 主役が到着するから外に集合してくださ〜い!」


 そしてぱちんとウインクをしてくる。全く、人のセリフ取るんじゃねーよ。別に感謝なんてしないし。


「メカブおらー起きろー」

「うう……なんか痛い。肩が痛い……」

「ふっ、とうとうお前も第二段階への覚醒が始まったようだな」

「この痛みはその痛みってわけね……上等!」


 フフタルが僕が想像してた通りの流し方しててちょっと笑った。ほんとメカブはアホだな。でも微笑ましいアホだよ。なんかほっこりする。


「私は見張ってます。外に出ててもあの子を怖がらせるだけでしょうし」

「何言ってるんですか? ラオウさんだって頑張ってくれたんだし、迎えるか権利有りますよ。きっと友達に成れます。アイツも友達少ないですしね。なってやってください」

「ですが……」

「彼女ならまだ目覚めないですよ。それにちょっとの間だし、大丈夫でしょう。ほら早く」


 僕はそう言ってラオウさんの背中を押すよ。実際僕なんかの力で押される人じゃないけど、行きたいんだろうね。だから脚は動いてる。



 寒空の下に僕たちは集った。吐く息は白く、木枯らしが落ち葉を集めてる。そんな中、響き渡るエンジン音。それはどんどん近づいてきて、真っ赤なポルシェがゆっくりと目の前で止まった。そして勢い良く助手席の扉が開く。


「スオウ!!」


 向こうでは何度だって聞いた声。姿を見なくてもそれが誰だかわかる。そのまま勢い良く出てくるのかと思ったら、ドアは全開には開かなくてフラフラとしてる。


「おい、大丈夫か?」

「うにゅ〜〜」


 ドアの向こうから変な声が聴こえる。すると後ろから車いすを出した天道さんが呆れたようにこう言うよ。


「全く、ちょっとは落ち着きなさい。まだ脚は動かないんだから」

「ご、ごめんなさい」


 天道さんが、手を貸して車いすに移る。そしてようやく、その姿が見えた。白い服にカーディガンを羽織ってフワフワした髪の中で紅潮した頬を柔らかく解して、ちょっと遠慮がちに言葉が紡がれる。


「皆さん……あの、色々とご迷惑をお掛けしました。ありがとう……ございます。ただいまです」

「おかえり摂理」


 その僕の言葉に続いて皆がおかえりと言ってくれる。それを聞いて、摂理の目には小さな雫が溜まって行くのが見える。


 第七百二十三話です。

 ようやく主人公とヒロインが揃いましたね。まあ摂理がヒロインかは定かではないですけど。

 取り敢えずこれで第一部の苦労は報われたかなという感じです。

 

 てなわけで次回は水曜日に上げますね。

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