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命改変プログラム  作者: 上松
第一章 眠り姫
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正義は何か

 日鞠の携帯にメールは同時に二通届いてた様だ。一つはラオウさんからの連絡事項。そしてもう一つは誘拐犯からのメールだ。どうやってかは分からないが、俺達の行動を向こうも把握してる?

 いや、考えてみれば誘拐犯達の仲間はきっと調査委員会にまだ潜り込んでる筈か……だから情報を奴等にも横流ししてると考えるべき。磯辺さんとかはああ言ってたけど、権力を使われれば口を割るって言ってたからな。

 急がないと、ジェスチャーコードの事までも横流しにされる可能性もあるよな。そうなったら俺達の情報を待つ必要もないような……まあ誘拐犯達はきっと調査委員会の奴等よりも早く情報が欲しいんだろうけど……どうしたら良いんだろうか?

 ジェスチャーコードの事を奴等が知れば、運転手さんの身が危ないかも知れない。人質としての価値がなくなるからな。流石に消したりとかしないとは思う……思いたいが……


「日鞠、その誘拐犯のメールの内容はなんだ?」

「ううん……催促のメールかな。情報が早いことで」

「どうするんだ?」


 メールには『隠したって無駄だから。手に入った物はメールしてね』とデコッデコな感じのメールが軽く脅迫してた。車の外の風景が流れてく中、何故か横のメカブがこういった。


「ジェスチャーコードを渡すなんて出来ないわよね。だけど何も返さない訳も行かないんだし、ここは私の妙案に乗ってみない?」

「妙案? 良くそんな難しい言葉知ってたな」

「バカにするな。私はアンタ達とタメだからね」


 ギロリと睨みを聴かせるメカブ。いやな、だってこいつがそんな妙案なんて……意外だろ。てかタメだったのかこいつ。一部分は下で一部分は上だな〜とは思ってたけど……具体的には頭と胸ね。

 頭は心配に成るレベルだし、胸は成長しまくってる様に見える。胸に全ての栄養を持ってかれてるとも言えそうだけどな。


「それに私、成績良い方だし。万年ドベの秋徒と一緒にしないで」

「なんでお前が俺の成績を知ってんだよ。それに流石にドベではないし」


 そりゃあ下から数えた方が速いけど、流石にドベじゃない。俺に謝れ。


「へぇ〜じゃあワースト5位? 無駄にデカイ図体に栄養取られすぎたんじゃない?」

「お前に言われたかねぇよ」


 胸に栄養取られすぎた分際で……てかそもそも成績良いとか信じれないし。そんな自己申告俺は絶対に信じないね。今までのこいつの言動のどこに頭の優秀さが出てたよ? 一切そんなの無かったろ。

 俺がそんな事を胸にチラチラ目をやりながら言うとメカブの奴は気付いたのか、胸を腕で隠すようにして侮蔑の眼差しを向けてきた。


「秋徒って私の胸好きだよね……まあ私の完璧過ぎるプロポーションにはどんな男もメロメロになるのはわかるわ。だけどね。私にはこの世界でやるべき使命があるの。だから下等生物の思いは迷惑……」

「おい、なんでそこまで飛躍してんだよ。なんで俺がお前に振られたみたいな構図を作り出してるんだ! 意味がわからん!」

「愛さんに言ったらどんな反応するだろう」

「おい、マジ止めろそれだけは! それに俺が好きなのはお前の胸だけであってお前じゃない」


 勘違いするなよな。確かにその胸だけは沢山の男を虜にするだろが、それは男の本能による所が大きいんだ。決してメカブに魅力を感じてる訳じゃない。胸に魅力を感じてるだけだ。男は生物的に女性の胸に弱いんだよ。

 だから胸には落ちてもお前には落ちん。


「そ、それじゃあ何? この胸がそこらに落ちててもアンタ達男は興奮するっていうの? 言っとくけど私に付いてるから価値があるんだから」

「それは違うな。俺はお前には全く興奮しないが、その乳だけには興奮する」

「何が違うのかわからない。私の魅力に屈してるって言いなさいよ。盛大に振って上げるから」


 振るのは決定事項か……いや、別に飲まれてもこまるんだがな。俺には愛と言う心に決めた存在が居るし。俺達のやり取りを聞いてたのか、運転中の天道さんがこう言ってくる。


「男は胸だけで抱けるってことよね。多少不細工でも胸が大きければ許容出来るんでしょ?」

「いや抱くとか……流石にそれはよく分からないけど、どんな痛い奴でも胸があれば許せはするかなって事っす。メカブで学んだ。俺はこいつの事ウザいって思ってるけど、胸がデカイから我慢出来るし」

「ふん、ようは男は全員変態って事でしょ。私もアンタのデカさウザいって思ってるけど、どこもいいとこ無いからやっぱりウザいだけの奴だもん。男ならもっと筋肉でもつけなさいよ。それとも大好きな胸を作るためにももっと太れば? 

 縦にじゃなく横にね」


 ハッてな感じで鼻を鳴らしたメカブ。メッチャムカツクなこの女。それに結局俺をただのウザい奴としか見てないし……とんでもねぇ。


「む、胸の話しはそこらでいいでしょ。確かに秋徒は変態だけどスオウは違うし」

「あいつ貧乳好きだもんな」

「だ、誰が貧乳だ! 適度! 私は適度ですぅ!」


 日鞠の奴が助手席でんな事言って暴れてる。適度っていつも言ってるスオウにとっての––だろ? 世間一般から見たらそれは貧乳だぞ。


「でも日鞠、中途半端が一番需要が無いんだよ?」

「私はスオウだけに需要あれば良いし」

「てか、そもそもスオウって貧乳好きなのかな?」

「適度だし。適乳だし」


 適乳ってなんだよ。んな言葉初めて聞いたわ。日鞠の奴過度に反応してるな。どれだけ貧乳って認めたくないのか。絶壁なんだからわかってるだろ?


「そもそも実は適乳じゃないかもよ」

「どどどどどういう事メカブちゃん? 私の胸はスオウにとっての適乳だよ」

「でもスオウも私の胸見てたし。ある意味で餓えてるのかも。だって日鞠がそんなんだし」

「そんなん!?」


 まあ確かにそんなんではある。完璧超人日鞠の唯一の欠点かもな。顔立ちも綺麗だし、頭も良く運動も出来る。人を統率して引っ張ってくカリスマ性も持ち合わせてる。あとはスタイルだけだったな。

 いや、その古臭い三つ編みも欠点といえば欠点だけどな。こいつ体操服姿とか結構悲惨だからな。周りの同級生達はその白い布地に山が出来てるのに、日鞠だけ男子とそう変わらないというね。注意して見れば僅かではあれ出てる? いややっぱ出てない? 程度。もしかしてこいつ未だに––


「スポーツブラか?」

「何がだ!」


 ブンブンとこっちに向かって手を振り回す日鞠。実はいつも一緒に居るから少しは成長してた……とかあるのかと思ったが、マジでまだなのかも知れない。この反応を見るに。


「胸は確かに男性が女性を意識する最も象徴的な部分かも知れない。それは否定しないよ。だけどね、それは別に胸じゃなくたっていいの。ただ胸が分かりやすいってだけ。反応が出やすいってだけだからね。

 つまり胸の大きさは女性の魅力の一要素であって全てではないって事だよ。だからね、胸の大きさに一喜一憂するなんて馬鹿馬鹿しいの。足りない物を補って来たからこそ、人類は叡智を手に入れて来たんだよ。胸の大きさにこだわるって事はね。そんな人類の叡智否定することなんだよ」

「どんだけ大層に自分を擁護してるんだよお前は」


 人類の叡智ってなんだよ。胸の大きさにそこまでの浪漫がこもってたのか。いや、男の浪漫は詰まってるとは思うけどな。実際そっちの方が男に取っては重要だし。人類の叡智なんかよりも男を動かすのはエロなんだよ。


「これだから秋徒は……」

「俺限定で最低みたいな評価を下すなよ。スオウだってエロいだろ。てかエロくない男など居ないからな」

「その言葉を愛さんの前で言えたら見なおしてあげるからどうぞ」


 そう言って俺のスマホをこっちに差し出してくる日鞠。だけど俺はそれを受け取らない。だってな……愛に今の言ったら嫌われそうじゃん。


「え〜と、ホラまだ寝てるかもしれないし。起こすのは悪いだろ?」

「ありのままの自分を見せれない……そんな関係なんだね。愛さんのカップ数とかは知ってるくせに」

「知らねえよ!!」


 どこまで人を変態にしたいんだよ。


「うん?」


 思ったけど何故か日鞠の貧乳の話題から俺の変態性の話題にシフトチェンジしてないか? こいつそれが狙いか。俺の変態性を追求する様に仕向けて、自分への攻撃を回避したと……汚い。貧乳の癖に汚い。

 それならこっちだってキラーパスをお見舞いしてやろうじゃないか。


「カップ数な。確かに出来る事なら知りたいけど、今はお前の貧乳だろ? A’とか?」

「Bはあるもん! てか言ってるでしょ。適乳だからカップ数に意味なんてないって」

「適乳なんて言葉はないけどな」


 それはお前の中でだけの言葉だ。まあスオウの奴は確かにそこまで大きさに拘りとか持ってない様だけど、それってある意味適乳が無いみたいな物ではなかろうか? だってこだわりを持ってる奴ほど、このカップ以外はあり得ない––みたいな考えだろ? 

 そいつにとってのつまりは適乳がそれだ。そんなこだわりが無いって事は、適切な乳を指定出来ない訳だからな。つまり適切なる物がない––ということだ。


「違います〜。スオウにとっての適乳は私の胸が適乳で〜す」

「凄い自信ね。でもスオウは私の胸に鼻の下伸ばしてたけどね。まあ私のは誰か一人の為に特化してないけど。人類を平伏させるだけのポテンシャルがここにあるからね。

 でも負けたなんて思わなくていいよ。人間と私達じゃ与えられた物が違うんだからね。日鞠は胸が無い分、その他を一杯持ってるんでしょ? 十分じゃない」

「なんだろう……何故か勝ち誇った宣言に聞こえる」


 奇遇だな。俺にもそう聞こえた。逆にメカブにはその胸しか無いし、ある意味そこでまで日鞠に負けてたら生きてる尊厳とか無くなるから唯一の救いではあったよな。いや、日鞠にというか他人に……かな?

 こいつのプライドをこの豊満な胸が支えてるのは間違いないな。ほんと、スタイルだけはモデル並にいいからな。俺はチラリと横のメカブを見る。体は細いのに、胸や尻だけ突出してるって……欧米スタイルかこいつ? と言いたくなる。でも身長は日本人らしく低いからな。そこら辺こいつあざといよな。

 いいとこ取りしてるというか……欧米の目を奪う様な豊かさに、日本人の守ってあげたく成る儚さ併せ持ってる。


「あっ、また秋徒が私を襲いたいって目で見てる」

「ぶっ!?」

「秋徒……」

「男子高校生としては普通よ。仕方ない事だから許して上げて二人共」

「プリエステスからのありがたいお言葉に感謝しなさい」

「確かに、高校生なら異性の特徴的な部分に興味を抱くのは普通ですよね。つまりは私がスオウを思って盗撮するのは普通の事だという結論に至りました」

「「え?」」


 燦々と輝く太陽が眩しい。ほんと超眩しいくらいなのに、今の日鞠の発言でクーラーが効き過ぎじゃない? と言うほどの寒気が。おい、それは爆弾発言だぞ。俺達だから笑って話せたのに、その境界線を間違うなよ。お前らしくもない。

 貧乳が相当効いてたのかもしれないな。


「え〜と、日鞠盗撮って何かな?」

「私の知る所によると、その言葉には犯罪臭がするわね。とても興味深いのだけど……」


 二人が地雷を踏み抜いてきたぞ。一人はアホだから仕方ないにしても、まさか天道さんまで食いつくとは。いや、やっぱ食いつくか。普通だな。日鞠は二人の空気を敏感に察してか、なんとか言い直そうと試みる。


「ちょ、ちょっと語弊が有ったかな? 盗撮っていうか、観察だよ。スオウの家にカメラを仕込んで、私の秘蔵のフォルダを日々潤してるの。ほら、私はスオウの保護者だし。スオウが非行とかに走らない様にちゃんと見ておく必要があるから」

「それってアンタが非行に走ってるんじゃない?」

「酷い! メカブは胸が大きいからって何言ってもいいと思ってるの!?」

「その言い返し、なんかおかしくない!?」


 おかしいな。メッチャおかしい。日鞠の奴、有耶無耶にするために滅茶苦茶な事を口走る作戦に出てるな。焦点をああやって少しずつずらしくつもりだろう。


「胸の大きさ関係ないし」

「そうとも言えないよ。世間一般にひ……貧乳よりも巨乳の方が偉いって風潮が確かにあるし。そもそもメカブちゃんは人類の上位互換を謳ってる訳だしね。私みたいな全部がちっちゃな人間を下に見てるのは当然だよね」

「た、確かに私は人間よりもメッチャ凄い存在だけど……」


 そこは認めるんだ。いや、わかってたけどさ。でもメッチャ凄い存在って……メッチャ頭悪そうだぞ。メッチャ凄い存在、それでいいのか? 


「でも、とと友達をそんな……」

「いいんだ。メカブちゃんは可愛いもんね。ファッションも地味だとか良く言われる私に出来ない格好で凄いって思うし、やっぱりなんだか最先端……ううん、時代の先を一人歩いてる感じがする。

 いいなぁ……私もメカブちゃんみたいに成れたらなぁ」

「え……あははは、うへへへへ、そ、そうかな? 時代の先かぁ。あながち間違ってないかな? やっぱりほら、私って目の付け所が人間と違うし」

「そっか、それはメカブちゃんの個性なんだよね。私がいくら努力しても手に入らない物。でもきっと私にもそういうのあるよね? ある……かな?」

「勿論よ日鞠! このインフィニットアートを有する私が太鼓判を押してあげる! 日鞠には個性があるわ。凡俗には無い類まれなる物が! 自身を持って!」

「じゃあ、盗撮は?」

「個性ね!!」


 馬鹿かお前は。いや、バカだったな。日鞠にとってメカブは思考が読みやすいんだろうな。そして誘導しやすい。でもまあメカブは仕方ない。頭弱いのは出会った瞬間にわかってたしな。日鞠に及べる訳ないし……でも、天道さんにはそうは行かない筈だ。

 彼女はデキる大人な女性の筈。ある意味、日鞠でも勝てないのでは? とちょっとは思わせてくれてる。


「全く、メカブちゃんは……盗撮は個性で済ませていいものではないわよ」


 仰るとおりです。だけどそれを散々俺達は言ったけど、日鞠の奴は聞きゃしない。やめるどころか、巧妙に成ってく始末だから。どこまで優秀なんだか……ベクトル間違えてるけど。

 ここは年上の人にガツンと言ってもらうのがいいのかもしれない。そう思ってると日鞠の奴が先手を打ってこういった。


「天道さん。天道さんは当夜さんと幼馴染なんですよね?」

「そうね。昔は良く一緒に遊んだわね。まあ昔から変な奴ではあったけど」

「ふふ、それはスオウも一緒ですね。もしかしたらあの二人はどこか似てるのかも」

「そうかもしれないわね」

「所で幼馴染という事は小さい頃は海に行ったりとか、お風呂に一緒に入ったとかありましたか?」

「なかったと言わないけど、本当に小さい頃よ。お色気イベントじゃないわ」

「わかってます。でもそれなら、私と同じ事を多少は思ったんじゃないかなと……」


 ふふっと妖しく微笑んだ日鞠の奴は身を乗り出して運転中の天道さんの耳元で何かを囁く。その声は流されてるラジオの音でこちらまで届かない。するとその言葉の影響なのだろう、いきなり車が激しく蛇行した。


「うお!?」

「きゃあ!! ––って秋徒アンタ何やってんのよ!」


 顔を赤くするメカブ。それもその筈だ。なんせ今俺はメカブの豊満な胸の中にいるからな。別に俺は悪くないが、なんか結末が見える。取り敢えず微妙な笑いで濁しておくか……


「はは……」

「へへ」


 案外ニッコリとしてくれたメカブ。まさか許してくれるのか? そう思ってると前方の方からこんな声が……


「そうね。許しあえる関係なら盗撮くらいいいのかもね」

「天道さんならわかってくれると思ってました」


 一体何があったあああああああ!? マジで何がどうなってそうなったんだ? 理解できない。マジで日鞠の奴パないな。何言ったんだ? 


「ちょっと秋徒」

「うん? ……あっ」


 視線を戻すと冷えた微笑みを讃えるメカブが腕を既に上げてた。ああやっぱりか……そう思いつつ俺はその瞬間を待つ。


「いつまで人の胸に埋まってるのよ!!」


 パァン! と小気味良い音が車内に轟いて世界が反転した。天井が見える……そして俺に狭い座席の間にズボッと入って超窮屈。頬もジンジン痛いし……とんだとばっちりだよ。



「じゃあ話しも纏まったことだし、もう一方の重要な情報を明かすね」

「最初からそれしろよ」


 落ち着きを取り戻した車内で仕切り直そうとしてる日鞠に俺はそう言うよ。だって脱線しなかったら、殴られることも無かったはずだからな……それになんの話しが纏まった事に成ってるんだか。

 盗撮はしょうがないって事か? スオウこの場にいないのに散々だな。


「え〜と秋徒の文句は無視して明かすと、タンちゃんが誘拐犯らしき一味の映像を見つけたって」

「超重要だろそれ!?」


 なんで貧乳とか盗撮の話で割り食ってるんだよ! もっと早く言えよ。


「取り敢えず今はアジトに向かってるから、そこで一旦ラオウさん達と合流ね。それから奪還作戦を開始するわ」

「誘拐犯達のメールはどうするんだよ? 無視か?」

「流石にそれは不味いから適当に脚色して時間を稼ぐかな。向こうだって正しいかどうか確かめるだろうし、稼ぎようはある」

「ようはその間に奴等を襲撃して運転手さんを確保するって事か」

「そうかな。てか、秋徒その頬の手形消しとかないと、愛さんに怒られるんじゃない?」

「ぐっ……」


 俺はメカブに視線を向ける。すると逆に睨まれた。「何よ?」と攻撃的な声が聞こえた気がした。俺はため息一つ窓を見て頬を確認する。確かに起きてたらなんか言われそうだな。付くまでにこの跡が消えればいいんだが……

 もっと心配しないと行けない事は沢山あるのに、俺の頭の中は目下迫り来る小さな問題で一杯だった。はは、人なんてこんなもんだよな。

 第五百九十二話です。


 変な話しで終わってしまいました。楽しく書いてたらこんな事に……でも次はきっと話しが動くかな? 多分。

 

 てな訳で次回は金曜日に上げます。ではでは。

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