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命改変プログラム  作者: 上松
第一章 眠り姫
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道を見極める

 穏やかな風が吹き抜ける。空に燦々と輝く太陽はかなり強烈な日射しを放ってる筈だけど、常に吹き付けてる風がそれを感じさせてはくれない。まあそもそも熱い寒い言ってる場合でもないんだけど……僕はこの吹き抜ける大量……と言うか無数の風に意識を集中してた。風は常に僕へと向かって大盤振る舞いしてくれてる。だけど当の僕には、その風達の振ってくれてる手の一割を掴む事だって敵わない。だって僕はまだまだ未熟だ。風を操る事を意識出来る様になった初心者程度。向かって来てくれる風達の小さな小さな端っこをどうにか数本掴むので精一杯。

 それでも大量に情報は入って来る。でもそこは自由の風、やっぱり情報も千差万別だ。多分この風それぞれが辿って来た映像をくれてるんだろうけど……頭に一気に映像が流れ込む様に押し寄せるから、それがたった数本でも頭が一杯になる感覚が押し寄せる。くっそ……今まではそこまで情報に意識せずに風を掴んで来た訳だけど……どうしてその時はこんな感覚がなかったのだろうか? そしてどうして今は、これだけその感覚が鮮明になってるのだろう? 意識の違いか? 戦闘では自然とスルー出来た物が、それを必要とする事で無視出来なくなってダイレクト感が増してる? 

 もしかしたら僕のやり方が悪いのかも知れない。風との繫がりかた……と言うか接し方とか、エアリーロにもう少し教わっとくんだった。風をただの風と思うのが悪いのかも。自然に流れてる様で、実はそうじゃないからこそ、コレだけの情報を保有してる……と考えても良いよな。リアルの風は自然現象その物だろうけど、ここはLROなんだ。この風もシステムによって作られてるから、システムに流れてた情報が風に乗っかってしまってる……のかも。そう考える事も出来るってだけだけど……


「違う! もっと繊細に力を合わせろ。それじゃあ直ぐに爆発するぞ」

「うう~~」


 少し後方で聞こえるそんな声。さっきから何十回かクリエはテトラの指導の元、自身の力を使おうとしてるんだけど……なかなか上手く行ってない。爆発がたびたび起こってる。その前に消せればいいんだけど、それが間に合わないと後方の爆発で風が乱れるんだよな。そう成ると折角掴んでた僕の風と周囲の風との繫がりまで切れる時がある。まあそうガッチリ掴んでないせいだけどな。だって今は情報収集が目的。戦闘に使う事が無いならウネリに組み込む必要なんて無くて、引っ張るって作業は必要ない。だから掴むって言っても握りしめるなんて事はしてなくて添える程度なんだよね。

 少し触れれば風を通して大量の情報が頭に流れ込む訳だけから、一つの風に執拗に拘る必要なんか無い。効率を求めるなら次々と違う風を掴む事が大切。まあ、それもそうそう簡単には行かないんだけど。風を掴む事--そして風の情報を見定める事--その二つを同時にするのは大変なんだ。もしも後ろで爆発が起きて頭に流れてる情報が途中で切断されてもそれはしょうがないと諦めて次に移るのが効率的。まあもしかしたらその離れた風の後半の方に求める情報があった……なんて事もなきにしもあらずなんだけど、一度途切れた風を掴み直すのは至難の事なんだ。

 竜巻みたいにその場に留まり続けてくれてるならまだ良いけど、ここは大空だ。逃した風は二度と掴む事は出来ない。だからそんな後悔、いちいちやってられない。だって最初に言った通りに、僕はどんなに頑張っても吹き付ける全ての風を掴む事は出来なくて、その割合はたった一割。そんな思いに捕われてたら、今頃後悔に苛まれてしまってる。割り切る事が大切でもある。


(でも……もしかしたら)


 僕はチラリとクリエ達を見るよ。クリエの魔法が上手く発動すれば、もっと自身の操作とかその他諸々強化されたりするのかな? そうなら出来るだけ早く頼みたいな。過ぎ去った風に未練を残さない様にはしてるけど、もしかしたらって気持ちが消える訳じゃない。それが少しでも解消されるのなら、クリエには頑張ってもらいたい。だけど僕の隣に居る奴が余計なプレッシャーをクリエに掛けやがる。


「さっきから変な匂いを混ぜやがって……次爆発したら大人しくしとけ!」


 ギロリと睨みを効かせてそう言うリルフィン。そんなプレッシャーを与えるせいで、集中力が切れたのか、今一度再びボガンと小さな爆発が起こる。


「あ~あ」


 だよ。クリエの奴もう泣きそうだ。あれでも頑張ってるんだから、そんな事を言っちゃダメだろ。大人なら子供の失敗は根気よく見守ってやれよ。出来ない事が悔しいと、クリエは思ってる。それは大切な気持ちだ。そんな気持ちがある分はまだ良い。だけど周りが迷惑とかそんな事を言ったら、挑戦も何も出来なくなる。大人は子供に出来ない言い訳を与えちゃいけない。僕は大人じゃないけどさ、見守る気はあるし風が途切れたってそれでクリエを責めたりしない。可能性を信じてるからな。周りが責めたらそれだけで萎縮してしまうよ。恥ずかしいとか思ったら、逃げに走ってしまう。

 本人はやる気あるのに、出来ないとかそんなの成長も何もない。昨今の大人は子供の成長を妨げてるのが自分等だと気付くべきだよな。挑戦意欲が~とかアグレッシブさが~とか言われてるけど、それを押さえ込んでるのは子供から自由を奪う大人のせいだろ。心に余裕が無くなってるのか……それともただ単に自己中が増えただけか……確実にそんな大人は増えてるよ。リルフィンの奴も、ちゃんと探索してくれるのはありがたいけど、言い方って物があるだろ。クリエは子供なんだ。出来ない事は当たり前。だからこそ、頑張って練習してる。

 何も出来ない奴が、何もせずにいきなり何かが出来るなんてあり得るか? そんな奇跡は無い。自分達にも確かにあった筈の期間を取り上げて、いきなり上手くなれと言ってる様な物だぞ。そんなのメチャクチャだろ。


「スオウ……クリエ、止めた方が良い?」


 ポロポロと涙流しながらそう言って来るクリエ。リルフィンの奴が「言ってやれ」とか言ってそうな目をしてこっちを見てるけど……悪いけどその気は無い。僕はクリエを優しく見て、笑ってやるよ。


「この程度で諦めてどうする? 僕の手伝いしてくれるんだろ?」

「……う、うん!」


 自分の腕で強引に涙を拭ってクリエは再び目に力を灯す。


「まだやるのか?」

「当然だよ! だからテトラには付き合って貰うもん。クリエが出来るまで何度だってね!」


 やれやれとしながらも、結局付き合うテトラはやっぱりクリエに甘い。まあ既にクリエも普通に接してるし、なんだかいい感じだけどな。すると一番不安そうにしてるのはやっぱリルフィンの奴だ。


「貴様な、子供には時に厳しく接する事もだな」

「そんなの分かってる。だけどそれが今正しいかは別だろ? 本当にクリエの事を思ってさっきの事は言ったのか? 違うだろ」

「それは……」


 厳しくする事が大事なのには多いに賛成だけど、それを履き違えるのは別だ。今のはリルフィンが自分の不満をぶつけただけだろ。それがクリエの為とは言って欲しく無いな。


「貴様も辛そうにしてるくせに、良く後ろで騒がれて平気で居られるな」

「そりゃあな……僕達はアイツよりは生きてる。我慢する袋もそれなりに大きくなってる。心も体もそれなりに耐えられる。それなら耐えるべきだろ。クリエがやる気に成ってるんだ。それを摘み取る必要なんか無い。それにこれからを考えると、クリエの成長は重要かも知れないしな」


 クリエは世界で唯一、女神と邪神の力を併せ持った存在だ。その力の可能性は未知数。そういう力こそ、あの規格外の姉妹に立ち向かうには必要なものかも知れない。クリエの重要性はさ、実は全然薄れてなんか無いんだよ。だからこそ、期待する。多少の不満なんて飲み込むべきだ。


「ふん、まああの子供の力は確かに貴重だ。まだ何が出来るとも知れないがな」

「だからこそワクワク出来るんだろ?」

「物好きな奴だ」


 諦めた様にそう言ったリルフィンは僕達から少し離れてく。まったく、頭が固いんだからな。それにどこか不機嫌というか……やっぱりこの世界にローレが居ないのが不満なのかも。けどそもそもアイツの契約はどうなってるんだろうな? NPC達の記憶からプレイヤーの存在が消されつつあるって事は、彼等の歩みも都合の良い事実へと変えられて行ってる筈。そしたらローレという契約者をずっとそのままにしておく事は出来ないんじゃないだろうか? シクラ達にとってはそんなの都合が悪いよな? でも別段リルフィンに変化は無い。って事は、契約はいままで通りに継続中って事か? でもそれじゃあな……


「ん?」


 よく考えたら今はそっちに意識を持ってく余裕なんてなかった。優先順位って物があるからな。今大切なのはリルフィンの契約状況じゃなく、花の城へと至る道を見つける事だ。どんな些細な情報だって見逃せないからな。そう思ってると、大空の向こうから何かキラキラした物が見える。なんだあれ?


「ピィィィィ!!」

「ピク!?」


 そう言えばいつの間にか居なくなってたな。時々シルクちゃんの肩からも居なくなったりしてたけど、案外自由だよなアイツ。ゲームだからって、マスターが居ない間もこっちにはちゃんと存在してるから、自由に行動出来る様になってるのかも。普通はマスター消えたらゲーム世界からピクみたいな存在は消えてるのが普通だと思うけど、LROはそうじゃない。


「お前、どこ行ってたんだ?」

「ぴっぴ~」


 う~ん、なんと行ってるか分からん。シルクちゃんなら理解出来そうだけど……彼女は今いないしな。


「ピク、大きな城を知ってるって言ってるよ」

「なに!?」


 てかそうか。クリエならピクの言葉も分かるのか。デフォルトで便利な能力を持ってる奴だ。だけどピクがどうして城の場所を? てか大きな城って花の城なのか?


「それはどういう城か聞けるかクリエ?」

「うん。ピク、その城は空に浮いてる?」


 するとコクリと頷くピク。おいおいスゲーな。前々からこいつは人の言葉がわかってるんじゃないのか? とは思ってたけど、まさか本当に分かってるとは。完全に頷いたぞ。間違いなく僕達の言葉を理解してるよ。まあドラゴンだしな。知能はそこらの動物よりも高そうだし、おかしくは無いのかも。それよりも問題なのは、花の城の場所をピクがしってそうな事だな。


「実はお前、僕達の行動を予想して先に探してたのか?」

「ぴ~~!」


 その鳴きはまさか「そうだよ」って事か? 僕にはそう聞こえたぞ。僕はクリエを見るよ。するとクリエが答えをくれる。


「お腹減った、だって」


 今の人鳴きにそんな意味が!? てか全然違うし! なんだそれ。今言う場面か? でももしかしたら今までずっと探してて、それでお腹が減ってるのかも知れないよな。そう考えると、なかなか無下には出来ない。取りあえずアイテム欄から適当な肉でも与えてやるか。ピクは僕が与えた肉をハムハムとして可愛く食べる。


「でもマジで花の城なのかな?」

「可能性が無い訳じゃない。前も見つけたのはそいつみたいな物だしな」


 何? そうなのか? それ早く言えよな。リルフィンの奴、何出し惜しみしてるんだ。でもそれならグッと信憑性が強まるな。一回見つけた例があるのなら、今回もそんな事があって不思議じゃない。

 でも透明で移動までしてる動く城をどうやってピクは見つけてるんだ? やっぱり匂いとかかな? でもそれなら狼である筈のリルフィンだって見つけれると思うんだけどな。リルフィンは人形が長かったせいで鼻が鈍ってるのも知れない。


「ピク凄い!」


 クリエはそう言ってピクを抱きしめてる。だけどかなり無理があるな。翼広げれば、ピクの方がクリエよりも大きいからな。


「でもピクが見つけちゃったんじゃ、クリエ達の頑張りいらなくなったね」

「確かにそうだけど、でも頑張ったのは無駄にはならないさ。それにどんな形であれ、見つかったのは良い事だ」


 発見出来ないよりも、何万倍も大切なのはそこだよ。ちゃんと見つかったって事が大切。早速クリエにピクを解放して貰って、案内を頼むよ。だけどそこで問題が起こる。


「おい、なんかピクの進む方と逆にバトルシップ進んでないか?」

「ほんとだ〜不思議だね」


 不思議でも何でもねーよ。なんでピクの進む方に進まないんだ。文句言う為に甲板に設置させれてる通信機で文句言う事に。


「おい、なんでピクの後に続かないんだよ?」

『いや、そんな事言ったって……』


 なんだ? 僧兵の奴の声は、なんだか気まずそうだ。どういう事だよ? そう思ってると割り込んで来る女の声。


『なんでそんな得体の知れないドラゴンに従わなきゃ行けないのよ。バトルシップの機能は最新鋭なのよ』

『いや、でも完璧じゃないって君も……』

『じゃあなに? あのドラゴンは完璧だって言うの?』

『それは……』


 はぁ、全くまた痴話喧嘩してるのか。もうちょっと妥協して欲しいよあの子には。お嬢様だからな。無駄にプライド高い。自分のアイディアが突如現れたピクに超されて行くのは許せないんだろう。

 そう思ってると、こっちにも矛先が向けられる。


『貴女達も、そのドラゴンの方が間違いないと思ってるの?』

「間違いないかは分からないけど、信用は出来る。何たってピクには実績があるからな」

『うぐ……それはズルい! 実績なんか早いか遅いかの違いじゃない!』


 無茶苦茶だなオイ。早いか遅いかだけの違いではないと思うけどな。彼女はバトルシップの力を本当に信じてるのか……それともただ単に使い魔的なピクに負けるのが嫌なだけなのか……多分後者だよな。


『全く、そろそろそんな子供みたいな意地を張るのは止めなさい。別に誰も貴女の言葉を信じてない訳ではないのですからね』

『私はアンタの言葉を信じてないわよ』


 ミセス・アンダーソンの言葉を一刀両断した彼女。聞こえない筈のプチって言う頭の何かが切れる音が聞こえた気がした。そして通信の向こうで繰り広げられるのは、およそ聖職者どうしの言葉とは思えない程の、罵詈雑言の嵐だ。

 でもこのままじゃ平行線だな。彼女譲る気ないようだし……


「なあ、もう一回ちゃんと計算し直せば、ピクと同じ方向に成るかも知れないんじゃないか? それか少しはそっちに寄るとか結果が出れば文句無いだろ?」


 実際何パターンか予測は出る物だろ。絶対にこっちって言う確信が出来てる訳じゃないんだからな。そしてそんな僕の提案に彼女は乗ってくれた。


『分かったわよ。ルートが寄れば検討してあげる』


 そんな声から数十秒。僅かだけどバトルシップの進路がピクに寄る。だけどそれも完全じゃない。


『これが限界ね。もうそのドラゴンが示す道とこっちが示す道の中間で良いじゃない』

「それで辿り着くのかよ?」

『いいとこ取りをしてると思えば良い。それかもっとそのドラゴンの意見を強化出来る材料でも出せば別』


 なるほど……まあ確かに二つの意見がぶつかり合うのは仕方ない事か。そこをどちらかに傾かせる為にも、僕達だってサボってる訳にはいかないと……


「クリエ、やれるか?」

「……わかった! ピクの後押ししたいもんね」


 そう言ってクリエは踏ん張り出して目を固く閉じる。足下に現れる魔方陣は白色に変わったり黒色に染まったりしてる。まだまだ不安定だな。するとテトラが言うよ。


「お前は気を張り過ぎなんだよ。少しはリラックスしろ。そんなんじゃ使える物も使えないぞ」

「そんな事言ったって……」


 ビカビカと光る魔方陣の光が激しさを増して行く。このままじゃまた爆発してしまいそうだ。確かにテトラの言う通り、クリエは気を張りすぎてる。どうにかしないとな。


「クリエ、一人でそんなに固く手を握ってたら、繋げないぞ。お前の事を信じてる僕達は、ちゃんとここに居るんだ。それを感じろ」


 そう言って僕はクリエに手を差し出す。まあこの距離じゃ届く分けないけど……そういう事じゃない。知らせたかった……それだけだ。クリエは必死に閉じてた目を開けて、握りしめてた手から力を抜く、そして周りを眺めて、僕を見てテトラを見て、そしてまた僕を見た。

 そしてその手がこちらに伸びる。


「うん」


 そう頷くクリエ。その瞬間、ビカビカして安定してなかった魔方陣が、一定の輝きを放つ様になる。


「今だ! クリエ!!」


 そのテトラの言葉の瞬間、クリエも叫ぶ。


「スオウオオオオオオ!!」


 僕には見える、その力の流れ。風にも似たそれは、クリエの手から僕の手へと流れて来て、助けになる力をくれる。僕の足下にも同じ様な魔方陣が現れてる。なんだかイケル気がする。僕は自身の風を更に強めて、風を掴んでく。風の操作もより精密に出来る様に感じる。それに流れ来る情報を確実に負荷無く処理出来てるような……頭の痛さが全然違う!


(教えてくれ風達。花の城の場所を!!)


 頭に流れ込むその空飛ぶ城の姿。そして風達の流れて来たルートが見えて、バトルシップまでも確認出来た。


「ありがとう」


 そう伝えて僕はイクシードを解除する。


「スオウ?」

「どうだったんだ?」


 クリエとテトラが興味深気に聞いて来る。僕は親指を立てて事の成功を伝える。まあ結局はピクも完全に合ってたとは言えない。バトルシップもそうだ。だけどそれぞれの示した方向性は間違いじゃなかった。ある意味彼女が言った中間が一番正しかった訳だ。

 居場所は分かった。バトルシップなら直ぐに追いつける。僕は通信で進路を伝えて、バトルシップはその方向に進路を取る。ピクも取りあえず回収だ。さあ敵の本陣に乗り込むんだ。気合いを入れて行かないとな。

 第五百二十話です。

 とうとう次ぎに潜入作戦実行です。だけどどうやって花の城に降り立つのかって問題もありますね。まあそこは色々と頭を悩ませます。


 てな訳で次回は水曜日に上げます。ではでは。

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