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外付けの力……召喚獣が私にも力を貸してくれるらしい。その御蔭で私の装備は更新された。
いやマントだけだけどさ。でもマントって格好いいじゃん! マントをバサァ! ――って奴、前々からやってみたかったんだよね。リアルだとかなりの強風でないでマントとかなびいてくれない。それに格好いいマントとなるとそこそこの長さが必要だろう(個人的感想)そうなるとリアルだとただダラーンと地面につくしかない。リアルでは都合よく風が吹いてくれるわけもない。
けどここはLROである。風なんてなくてもマントは勝手になびく。その証拠に私の首に巻き付いてるそれはさきっぽまでゆらゆらと揺らめいてる。そして今、落下のスピードも落ちてる。浮力? みたいなのをこのマントが提供してくれてるようだ。
これなら……私は深呼吸を一回する。でもそんな風に落ち着いてと光がいろんな角度から襲ってくる。どうやら妖精王の攻撃みたい。どっちも光で分かりづらいんですけど? いや言ってる場合じゃないけど……でも大丈夫だった。
なぜか? どうやらこのマント、至れり尽くせりの機能があるみたいだ。だってマントが自動でヒラリヒラリとなびいてそれに触れた妖精王の光は軌道を変えてどっかにいくのだ。
「これなら!」
落ちるスピードも遅くなってるし、これなら落ち着いて狙いを定める事ができる。聞こえてきた声は私が利用してる輪っかを大きくして展開して欲しいってことだった。繋げるってことは私の手元の輪っかと出口の輪っかを……ってことだよね?
私がつかうのじゃないのなら、連なるようにしたら良いのかな? でもまずはこの輪っかとの繋がりが必要だけど……でもローレならそこら辺きっと理解してるよね。そもそもが前に前提の輪っかを置いておけば、先にそっちを通るんだから、勝手に繋がりはできるか。
そういうわけで私はまず位置関係を把握することにした。まだ粉塵は舞ってる。流石は月だね。まだまだ持ちそう。地上ならとっくに舞い上がった埃とかおちてそうだけど、重力が軽いせいでなかなか砂が下におちないのだ。
でも一応薄くはなってる。だから地上にいるローレの位置はわかった。どんな風に設置したらいいとかさ……そこら辺も指示が欲しいところではある。でも何も言わないって事はどこでもいいってことだと思う。
だから私はそう思って行動するよ。




