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命改変プログラム  作者: 上松
前に進む為のyの解編
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 私は一応ね。一応言っておくけど、美少女ってやつに当てはまると思う。それはもちろんLROでは理想の顔ってやつを作ってるからだ。自身の理想の顔。それをせっかく自身でクリエイト出来るんなら、やっちゃうよね。

 いつもなるべく見れるようにメイクをしてる。でも、リアルでは元……が決まってるのだ。メイクは確かに魔法ではある。きっと本当に技術を駆使して、毎日数時間を費やしてやれば元の顔からかけ離れた顔だって作れると思う。

 でも……私にはそんな毎日をメイクで数時間を費やすなんてできなかった。そこまで他者によく見られたいって気持ちもなかったしね。もちろん不細工……と思われるのは嫌ではある。けど元がね……私はそんな美人じゃないってわかってた。瞳だって日本人の平均の一重。唇は薄い。

 アジア人の特徴的な平面的な顔って奴だろう。欧米人のような立体感があるような、そんなメリハリがあるとはとても言えない。けど……なぜか私の体はメリハリがめっちゃある。女性的にはそれはとてもいいことだったと思う。でもそれも……私的には悩みの種だった。だって、重いし? さらに言うと、私が着たいようなかわいい服? フリフリとかゴスロリとか? そんなのってあんまりメリハリがあるときづらいんだよね。

 だから困る。いや、私の武器ではある。そこらのギャルとかクラスのカースト高い奴らに唯一私がドやれるのは、ここしかない。だからこそ、こっち……LROでも残してるわけだ。寧ろちょっと盛ってるといっていい。もともとの巨乳にさらに盛ったせいで、さらに邪魔になってる。

 ちょっと動くだけでブルンブルンだからね。最初の最初、私も実は前衛をちょっとやろうと思った時もあった。けど、この胸であきらめたんだよね。だって痛かったし? だから後衛になった。まあ魔法にあこがれがあった……というのが一番ではある。


 けど今、こうやって最前線で戦ってるんだから、おかしな話だ。


「ちょっと早すぎいいいいいい!!」


 私はフィンリルにしがみつきながらそんな声を出す。フィンリルは優雅に、そして力強く空中をかける。それはまさに伝説とか伝承……それにある神々しい姿そのものだろう。私だって美少女だ。今この瞬間に「何言ってんだこいつ?」――と思ったやつはわかってない。


 こんな神々しい生き物に跨ってる美少女というのはなにか? それを考えてみてほしい。それはまさに表紙を飾るにふさわしい美少女だよ。神々しい動物と美少女というのはセットなんだ。まあ実際は、このフィンリルの契約者はローレだ。ローレはちょっと幼いが、美少女なのは間違いない。

 それに幼子と大きな子供というのも、物語の鉄板といえる。だから……ね。私が何を言いたいのかというと……せっかくこんな白くて大きくて、格好いい獣に乗ってる美少女は……こんな風な恰好じゃないってことだよ!!

 もっと優雅に! 清楚に! 必死というよりも力強くっていうか? 意志の強さ? をみせるようなさ……それが私のイメージなのに、今の私はどうだ? 必死、必死にしがみつくことしかできてない。それが悔しい!

 ちょっと……ちょおおおとでいいからスピード落としてくれませんかね?

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