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自身の両腕が銀色になった。メーモスの杖と同調したあかしだ。あとは足もやって……私は杖を地面に突き刺した。そして杖の上部分をガチャコンとまげた。直角になった上の部分。かけた円。するとそこからたくさんの光の円がでてきた。小さな円。それらがわたしの周囲にまとわりついてくる。
「とりあえず! これでもくらえ!」
私は妖精王に目がけてわっかを飛ばす。それは適当ではあった。でも、システムが勝手にいいところにそれを配置してくれる。私もとりあえず近くを目指す。まあ近くといってもここの地形はクレーター状になってる。下の方に行くと、浮いてる妖精王と距離があいていくみたいに思える。
実際どっちが近いか? は頭の悪い私には謎である。だって近づいてるようで、下に行ってるから距離的にはあいてるかもしれない。
(でもそれなら!!)
「はっ!」
私は銀の右腕を開いて振り下ろす。すると、私の腕の先の部分。肘から先の部分が巨大化して、飛ばしたわっかからも現れる。それはちょうど妖精王の頭上にいきなり現れる。それによって妖精王はいきなり巨大な手に上から押されることになる。
でもこの程度、さすがは対処してくる。妖精王はそのきれいな羽をを大きく広げて私の手を押し返そうとしてきた。
それになんか手が熱いし……きっとなんか攻撃されてる。なので私は足をふるった。今度は私の膝から下の部分。その左足が巨大化して側面から振りかぶられる。ぺちっていう音とともに、妖精王が飛んでいく。でもまだ止まるなんてしないよ。
だって今の私の頭には――
(あれ? これで倒せたら私超大金星じゃん!)
――という欲がでてたからだ。ここはラッシュの時だと思った。さらにはローレも併せてくれてる。ならばイケイケで攻めようと思った。拳を、足を使っていろんなところから巨大化したそれをはやして妖精王を攻め立てる。
妖精王の攻撃は強力だけど出はそんなに早くないのかもしれない。その前に私の腕や足が直撃してくれる。それに今の私のこの攻撃に空中とかそうじゃないとか関係ないから! それがとても相性としてはよかったみたい。
なんか……そう、なんかとてもやれそうな気がする!




