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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2645 前に進むためのXの問い編 1029

「このままじゃ、私地上の全ての人達の敵……だね」

「大丈夫? やっぱり……」

「ううん……」


 ちょっと震えてるセツリ。それに対して会長が心配そうにしてる。それにやっぱりって……今まさに地上に向けて二度目の宣戦布告をしたセツリと変わる術でも会長にはあるのだろうか? いや、会長にはありそうだけど。

 変身のスキルは有るようだし……会長なら、コードを使って皮を変える……みたいな事が出来そうな気がする。まあけどそれだと、セツリが会長の姿でテア・レス・テレスの方に行く……ということになるだろう。それはそれでかなり厳しい気はする。だって会長の代わりなんて絶対にやりたくない……と僕なら思う。


 絶対に大変だし。けど実際、月の女王という立場ならセツリが言ったように全てのプレイヤー、そしてNPC、更には国とかから追われることになるだろう。このイベント? というか事態が終わるまでは下手に地上を歩くとか出来なさそう。

 それはそれでとても困る気がする。


「これは、私が選んだことだから。私はわたし自身でお兄ちゃんのところへいくよ。そのためには……」


 そう言ってセツリは星をみる。眼の前にある青く輝く美しい星を。


「私は全ての人に恨まれたっていい」


 そういった。決意のこもった顔をしてる。不安な感じはまったくない。セツリは人の顔色を伺うところがあったと思うけど、今はそんな他人よりも身内である当夜さんが一番ってことだろう。

 まあ誰かに迷惑をかけてまで……となったら、それはどうなの? と思うところではあるが、ここはLROだ。そしてなんやかんや言っても、プレイヤーは大きな事件とか出来事……そんなのはどんどこい!! と思ってるだろう。

 NPCたちにとってはとても迷惑だと思うけど……ここはゲームの世界何だ。それは仕方ないと諦めてもらうしかない。なにも起きないゲームの世界なんて、そんなのは退屈でしかないじゃないか。それではゲームとしてだめだからね。


「妖精女王セツリ、貴方の思いはわかりました。でも……地上を枯らさせるわけには行きません」

「ふふふ、せいぜい足掻くといい。人類よ」


 そういってなんかセツリと会長は好敵手をみた……みたいな視線を交わしてた。それにとてもなんか用意された台詞というか……そんなのに聞こえる。そうして僕達はとりあえず見逃されて地上に戻る事になった

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