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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2641 前に進むためのXの問い編 1025

 月の様子が様変わりしてる。それに――だ。それにどうやらさっきまでアギトたちと妖精王は一触触発だったみたいだ。皆かなりのダメージを負ってた。実はセラとローレ、それにアーシアはそこまででもなかった。きっとローレが守ったんだろう。

 僕とそして会長が戻ってきた。僕はともかく、会長は妖精王とのつながりがある。さて、どうなることやら。このままここで最終決戦が始まる……ということもあり得るだろう。どうやら妖精王はかなりパワーアップしてるようだし……どこから攻撃が来るかもわからない。だってここはあいつの領域。一応僕とセツリは繋がってるが……会長を連れ戻したから、これからセツリがどう動くかはわからない。

 まあ今は当夜さんの事でセツリはいっぱいいっぱいだとは思うから、妖精王側について戦うってのは思えないが……


「それで、どうする? お前はお前の願いを叶えた。そして私の願いも。すぐにここからでていくのなら、今回は見逃してやろう。今、貴様は女王――を返還したからな。遠慮はしないぞ」


 まだ空にいる妖精王が見下しながらそういってくる。空中にいるのが月側、大地に立ってるのが地上側……という棲み分けが自然と出来てた。セツリのやつも空中にいる。よくよく考えたら自然と空中にいるが、飛ぶスキル……というのは貴重だ。

 当然だけど、飛べるってだけで色々と便利になることは多い。それこそ移動とかさ。なにせLROは広い。ゲートは有るけど、そんなに細かく有るわけじゃない。今はヴァレル・ワンも移動手段としてある。けど森とかもあの超スピードで進むとなると、めっちゃ運転技術が必要だろう。楽ではない。

 けど飛べたらどうなるか? そんなんスルーである。道中で襲われるモンスターもスルーできる。戦闘でだって空を飛べる……ただその一点だけでかなり有利だ。後衛なら、ただ後方にいるよりも空中で後方にいるほうが安全面が違うだろう。

 それに後衛なら魔法を一方的に叩き込めたりできるし。色々と有利になることができるのが飛べるということだ。僕も風を操れる関係上風を集めれば飛べたりするかもしれない。でも僕の場合は飛ぶ……というよりも跳ぶの方が正しい。


 僕達は会長を先頭にして妖精王を見上げてる。全ては会長の決定次第だろう。勝てるのか?勝てないのか? とかは考えてない。実際、既に会長はこうやって起きてるわけだしね。本当ならさっさとログアウトをしてほしい。

 けど、流石にこの状況で「それじゃあ」――とかいってログアウトは出来ないだろう。だから2人の成り行きを見守るしかない。


 てか今妖精王は女王の返還とかいったような?

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