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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2626 前に進む為のxの問い編 1010

ジー


 僕は何も言わずに日鞠を見る。いやこっちでは会長か。さっきまではプライベート的な感じがあったから日鞠と言ってたけど、これからはLRO内の皆に会うんだからそこではちゃんと会長と呼んだ方がいいだろう。


 僕は口では会長に勝てないとわかってる。てか大体の男は女に口では勝てないだろう。それに会長はとても賢いのだ。僕よりも全然賢い。そんな会長に僕が口で勝てる訳はない。なのでここは視覚で訴える。

 無言の圧……と言う奴である。なにかいうから向こうも口で返してくるのであって、何も言わなかったら、口で言い返すことは出来ない。だから会長に……日鞠に一番有効なのはこれである。

 これなら僕も墓穴を掘らないしね。言葉を沢山重ねると、それだけぼろがでるのだ。ボロがなくも、会長ならいくらでも突っ込めるのだ。だからこそ、日鞠に打ち勝つのに一番有効なのは無言……それだ。


ジー


 僕の視線に「あうあう」と口をパクパクとしてる日鞠、いや会長。会長のこんな姿は誰も見たことはないだろう。だって会長はいつだって余裕そうだからね。慌てた姿なんて見せないし、本当に大抵の事では会長が慌てることなんてないだろう。

 なんだって余裕をもって対処できるし、余裕がなくても、余裕を見せるのがこいつだ。そして大概本当になんとかできる。それが会長である。だからこそ、誰もがこいつについていく。でも今は年相応の女の子みたいに困ってる。


「う、うっー、スオウには勝てないね」

「何年一緒にいると思ってるんだよ」

「そうだね。でも妖精王とのことは言えないよ。けど私の目的はいえる」

「それって普通逆なんじゃ?」


 普通は目的を言わなくない? いや、会長の目的はあくまで個人の事で、妖精王との会話は第三者が関わってるから、プライバシー保護を考えたのかもしれない。ここゲームだけど……いや、ゲームだからって秘密をぺらぺらと喋ったらダメだけどね。

 だってLROはリアルと何もかわらない。ペラペラと会話の内容を漏らすような奴は信用されないだろう。なにせすべてのNPCにちゃんと『心』がある。


「まずは私の目的だね。でもそれは思いがけず達成したよ。当夜さんにあったからね」

「当夜さんが目的だったのか? いや違うか。思いがけずって言ったしな。なら……なんで月のシステムの深淵に?」


 月のシステムの奥に当夜さんがいるかも……とかのあたりがあった訳じゃないのか。もしかしたら当夜さんを見つけるのが目的だったのか? とか思ったんだけど、違ったらしい。ならば一体当初の会長の目的とは?


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