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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2596 前に進む為のxの問い編 980

「そうだね。そろそろ私の狙いをスオウにも話おこうかな?」

「狙い?」


 実は当夜さんを狙ってる……とかじゃないよね? ちょっと不安になるんだけど……だって……だよ。だって、僕には何がある? 僕はズズズとストローでジュースを口に運びつつ、じとっとした目で当夜さんを見る。当の当夜さんは自分が淹れたコーヒーを満足そうに飲んでる。自分は関係ない……みたいな態度ですね。


「そう。せっかくこのLROの奥に来れる機会だったからね。興味あったんだよね」

「それだけか?」

「ふふ、流石スオウだね。私の事わかってる」


 そういわれると満足感がある。なんか二人のつながり? を見せつけられてたからな。そんな中、日鞠自身から自分の事をわかってるって言ってもらえて安心感が僕の中に広がっていく。

 うんうん、そうだよね。だって僕たちは本当に長く一緒にいるし? こんなポッとでのオッサンなんかにね? 負けるわけない。確かに偏差値ではきっと当夜さんの方が日鞠に相応しいのかもしれない。でも、それだけじゃないし。


「やっぱりこの世界は凄い。私でも全てを理解できないシステムで構築されてる。本当に第二の世界と思えるほどの現実感があるよね?」

「それは……そうだな」


 実際LROで最初に目覚めてたら、ここがゲームの中……なんて気づかないと思う。それだけ、LROには現実感がある。それを否定できる人はきっとLROをやってる人の中にはいないと思う。

 リアルにはフルダイブゲーム……LROの危険性を訴える人たちがいるけど、彼等だってこの素晴らしさを知ったらきっと……いや、そうじゃないのかもしれない。確かにこのLROを批判してる人達は、ただ単にLROが起こした事故を名指して危険と騒いでる人達もいるだろうけど、ちゃんと体験してる人もいるとは思う。

 そんなに批判的な人たちを調べたりしてないからわかんないが、やっぱりちゃんとした批判をするにはそれを『知る』事が大切だと考えるのは普通の事だ思う。やってもないのに批判するのは違うよなって思う事は当然だ。

 まあそんな当然がない人達だっているけど……LROを批判してる人たちが全員キチガイなわけではないだろう。でも体験したうえで、このLROが危険……と思う人だって一定数いるだろう。

 それはこのLROという世界があまりにも完成されてるから……リアルと、仮想……その境がLROで完全に曖昧になってるのは誰にも否定なんてできない。


「この世界は、今の世界のCPUスペックでは到達できない世界を構築してる。この世界は仮想のようで仮想じゃない。そうですよね? 当夜さん」


 何をいってるんだ? このLROという世界はゲームで……ゲームはシステムで組まれてて……ここは絶対にリアルじゃないのに……仮想現実なのに……仮想じゃない? でも確かにどうやってこの世界を構築してるのかは、ずっと疑問ではあった。

 だってそれだけLROは凄すぎる。

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