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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2558 前に進む為のxの問い編 943

 いったいどれだけのダメージが妖精王にあるのか。それはわからないが、僕はこの魔法でも妖精王が止まらない事を想定して動くことにする。大体これだけの砂埃では皆動かないようにしてると思う。でも、妖精王ならもしかしたら月のシステムを使う事で敵の位置を把握するとかできる可能性だってあるだろう。もしもこれでもダメージがそんなに入らないのなら、寧ろこの砂埃で立ち止まってるこっちがいい的になる可能性はある。ここまで派手な魔法を使った意味はなんだろうか? ローレの奴、いきなりこんな……でもあいつもきっとこれで倒せる、なんておもってないと思う。あいつは用心深い奴だ。

 ならばあいつとあいつの召喚獣達はきっと次の行動を開始してるだろう。そうなると僕が動くとするなら、やっぱりアーシアとかヤドリカを守る事か? それかこの光に突っ込んで止めを刺す。それもいい。選択肢の一つだ。確かにこれで終わる――とは思ってないが、ダメージがないわけでもないだろう。だってこれだけの魔法だ。確かに妖精王には月のシステムという大きな手段がある。でもある容量を超えるダメージを与えることでシステムを超えることが出来るのは、今までの街でも証明されてる。


 普通の街の建物とかは破壊できないオブジェクトとして設定してある。基本的には。でもその許容量を超えるダメージを与えることで実は破壊できるというのはプレイヤーには広く知られてる。現地の人はそのシステムの保護を家とか建てた後にやったりする儀式的な慣習でそれが起こってると思ってるようだけどね。でもそれをやるだけで建物がとても頑丈になる……というのは実証されてるからこの世界のNPCはやり得という事で、色々と国によって違うだろうが、慣習としてずっとやってるみたいだ。


 そしてこの月の街である。実際ここには住人かいないんだから、そんな儀式の慣習はないだろう。まあ妖精たちがやってた事を妖精王が一人でやってる可能性はあるけど……そこはわからない。それに、実際町中の建物を守ってるのはシステムである。だからこの月の街の建物もきっとシステムで守られてるだろう。いや……街づくり系のゲームとかなら、壊したりするのも普通にすることだし……もしかしたら星の内部と月ではそこらへん違うかもしれない。

 けどこの魔法がアホみたいな威力をしてる事に違いはないだろう。だからこそ、ダメージは入ってるはず。そこを突く……のはありだ。妖精王をくだして、日鞠への道を開く。アーシア達を守るよりも、攻めの姿勢こそ大事じゃないだろうか? だってほら、攻撃は最大の防御っていうし?


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