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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2557 前に進む為のxの問い編 942

 月の街を包み込む大きな柱。光が建つと同時に、風が乱れ細かな砂が舞い上がった。まともに目を開けてられない。しょうがないから風を操って僕は視界を確保する。自身の周囲だけに風を集めて、それで砂埃を自身まで届かないようにする。聖典は僕をあの攻撃の範囲外まで運ぶとどっかにいきやがった。


「なにか言えよ……」


 まさかあんな攻撃をしてくるとは……妖精王に集中してたせいで全然気づかなかった。でも今は僕たちはパーティーを組んでるんだから、そのまま撃ってもよかったと思うが……きっと何か理由があるんだろう。光は月の街を包み込み、そしてその周囲は砂埃で全くみえない。上を見たら宇宙があるだけ……この砂は宇宙までも舞ってるのだろうか? 月には大気がないから簡単に宇宙まで届きそうだ。だってここには空がない。大気があるから星を包む空が出来てるんだろう。

 それがないと、普通に宇宙まで飛んでいけそう。凄まじい魔法だ。この攻撃範囲とそして威力……もしもこんなのをうまく隠されて発動されたら、流石の僕のスピードでも範囲外に逃げる事は出来ないだろう。月の街と月の城を丸ごと飲み込んだローレの魔法。これで妖精王は倒れるだろうか? 


(いや、それはないな)


 そんな風に思ってしまう。確かにこの魔法は脅威だ。逃げることなんてできないし、あの中で生き残る気は自分ならしない。敵……としてあんなのは絶対に受けたくないと思える。だったら妖精王は……となるだろう。確かに僕だって願わばこれで決まってほしい。でも妖精王はここ……この月ではダメージをほぼくらってなかった。いや、食らってたけどすぐに回復してた……と言う方が正しいか? あれは月のコストが関わってる。戦いの中でそこまでは調べはついてた。

 でも戦いの中では月のシステムの妨害までできなかった。どうやらコストはかなり色々な使い道があるみたいだ。ただの月の街を発展させるためだけに用意されたシステム……というわけじゃないみたいだ。でも確かに考えてみたら、街づくり系のゲームでも、ただ街を作るのか? と言えばそういうだけじゃないのは多い。侵略者が現れたり、自然災害が発生したり、そんなのはよくある。そういうのから守ったり、復興したりも、醍醐味なんだ。だから戦闘用に使用もできるようになってる……という事だろう。てか外からの侵略者とかと戦うユニットが月人では? たってあいつが住人なら、この月の街に跋扈してないとおかしいじゃないか。

 でも……最初に来た時も、そして今も、この街に月人いないんですけど?


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