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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2549 前に進む為のxの問い編 933

 私が冷たく思えるだろうか? それは違う。これは信頼だ。まあけど、他の皆さん。皆々様に日鞠ちゃんへの信頼がない? なんていう気はない。寧ろ逆だろう。信頼マシマシマックスだろう。

 むしろ私は知り合いで日鞠ちゃんを嫌いな奴をしらない。女子の会話なんて気が付けば誰かの悪口になってる……なんてのはよくあることだ。好きなアイドルの事、好きなスイーツの事、好きな服やファッションの事……話す事はいつだってある。

 いや、私にはないが……女子というのはなんでも話のタネにするのだ。女が三人集まれば姦しい……とか言うが、それはまさにその通りだ。ただ姦しいだけならまだしも、最後には大体誰かのわるぐちに……そんなのに付き合うのは嫌だけど、学校では逃げ場はない。

 だれかが悪く言う相手は悪く言わないと自分が悪く言われるのだ。そんな女子の付き合いが嫌だから学校にあんまりいってない。でもすぐにそんな悪い方向に行く会話が日鞠ちゃんまわりにはないからね。付き合いやすいのはある。楽なんだよね。

 まあ劣等感を刺激される瞬間はあるが……でもそもそも日鞠ちゃんは自分の功績をひけらかすタイプではない。女子の中にはよく自分のモテ自慢をする奴がいる。聞いてもないのに彼氏を自慢したり、キスをしたとか、それこそ……一線を越えたとか……それがマウントになると思ってるんだからたちがわるい。そんなに自分が股が軽い自慢をしたいのか? とね。まあ私だって? 興味はある。そういう作品はよく見るし……でもだからってそれで彼氏とか……ね。私にふさわしい人がいないっていうか? 同級生とかはない。同級生とかまだまだた子供だ。ついつい私は周りにそんな話もしてしまう。


「同じ年頃の男とか私にはふさわしくないっていうか? そう思わない? まだまだ子供だなってーー」


 とかなんとか言ってしまう。日鞠ちゃんがスオウと付き合ったと聞いてた時とかにも言ってしまってたと思う。それなのに日鞠ちゃんは――


「そうかもね」とか

「そういう所もかわいいよ」とか

「メカブちゃんには確かに年上の包容力がある人がいいかもね」


 ――とかいってくれてた。不愉快になっててもおかしくないのに、私のなんの身もないそんな知ったかぶりにも付き合ってくれるのだ。実際そんな人はすくない。私は基本学校では話す相手なんていないし……なんかやばい奴認定されてるからね。けどまあ、友達なんていらないんだけど。ただたまに? たまにちょっとしゃべる相手が欲しくなるだけだ。それに日鞠ちゃんは丁度良かった。だから私だって何か出来るのなら、してあげたいよ? けど私の力が妖精王に通じるとも思えないし……日鞠ちゃんならそのうち絶対に戻ってくると思ってるからね。私だって彼女を信頼してる。だって私の友達やれるの彼女しかいないんだから。


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