表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2551/2703

2540 前に進む為のxの問い編 924

『よくわかんなかった。だって大体私、月の事には干渉してなかったし? ごめん!』


 そんなメッセージがセツリから送られてきた。確かにあいつは意図的に月には必要以上にかかわらないようにしてたからな。それがここにきて悪手に働いてる。きっとこれも妖精王の仕業と観るのが良いと思う。

 けど……


(妖精王は流石にコードを触れはしないだろうから……そういう設定があると見た方がいいよな。でもなんでこんな設定が?)


 それが疑問だ。だってこんなの有効にするときなんて限定的すぎると思う。まあLROの設計思想的に、なんでもまずは導入してみて、それを使うか使わないかはユーザーに任せる……みたいな感じだから、一応実装だけはしてある……みたいな機能は実はそこそこある。

 だからこれもその機能なのかもしれない。コストを増やすとかなんの意味が? と思うが、別にそういう楽しみをする奴もいるかもしれないから、導入だけはしてた……みたいな? なにせLROは遊び方に制限を掛けないみたいなコンセプトあるからね。

 確かに王道的な冒険活劇ができるが、それだけがすべてじゃない。農業だって出来るし、自分の店を持つことだって出来る。もっといえば自分の家庭をこの中で持つことだって出来るんだ。

 その内、王様とかになるプレイヤーとかが出るかもしれない。実際セツリは月の女王だから王様ではある。リセット前はアイさんだってエルフの国のトップだったからな。

 けどその気になれば、一から国を興すことだって……てかそれに近い感じになってるのがテア・レス・テレスかもしれない。なにせ今や各国に認められた存在になってる。そういう自由度が売りでもある。


(けど設定にあるのなら、僕からだって見つけられる筈)


 それを解除するのに権限が必要だとしても、今はセツリが味方になってる。ならば問題なんてないだろう。


「これか……」


 僕はその設定を見つけた。祝福がある僕に不可能はない。あとはこれをセツリに解除してもらうだけだ。僕はセツリに同じ場所まで行けるように、今度はメッセージじゃなく画面共有の通話で教えることにした。


『ふう、ここなら大丈夫』

「妖精王に疑われてもしてるのか?」


 なんかレスポンス悪いからそんなことを聞いてみる。実際月側にいるセツリに何かあったら困る。不便になるからね。


『そういう事じゃないよ。それにあの人は私には干渉しないしね。ヒイラギが幼くなってるじゃん? だから精神的にも……ね。まあめっちゃ可愛いんだけど』


 どうやらヒイラギのお世話に追われてるらしい。だから一人になるのが難しい……ということか。とりあえずさっさと終わらせよう。ヒイラギにも悪いし。


『あったあったこれだ。それじゃあ女王の権限でこれは解除します。ぽちっとな』


 そんな事を言いながら再度のタップで解除をしてくれるセツリ。するとこんなメッセージが現れた。


『月の女王の権限の重複は出来ません』


 ――とね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ