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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2533 前に進む為のxの問い編 917

 僕たちは屋敷の庭に入って屋敷に入っちゃったという何かを探すふりをしつつ、遺跡の手掛かりを探す。実際、遺跡の事をここの住民がしらないのなら、庭の方に入り口があってもおかしくない。わかりにくくて、遺跡の上に建物が建ってしまったタイプの可能性もあるからね。


 内部にわざわざ隠すようになってるとしたら、ここの住民も遺跡をしってて隠してる……となるが……内部に入って僕はコードを見る目にして、すぐに遺跡を探り出す。


 それによると……


「こっちだ」


 僕は庭をあるく。そこそこ広いけど、だだっ広いってわけじゃない庭。けどそこそこ手に入れされてて、家庭菜園なのか、そんなのもある。取っ手口の近くに井戸があった。

 そこで立ち止まる。。


「どうやら、この家の人たちは自分たちの家が月の遺跡の上にある……とかしらないみたいだ」

「それってつまり、ここが月の遺跡への入り口って事?」


 僕はローレの言葉に頷く。建物の内部にあったら、知られないようにこっそりと入って内部を探ろうと思ってたけど、入り口が外にあってよかった。いや厳密には入り口なんてどこにもないんだけど……きっとこの遺跡は、出入り口も特殊な封印なのか、塞がれてしまっただけなのかわかんないが、とにかく出ることができなくなってるから、誰も遺跡として気づいてない見たいだね。

 月側からはわかるだろうが、もしかしたらこの遺跡から月人を出しても意味なさそうだったから放置されたのかもしれない。


「中に入れるの?」


 月の遺跡を活性化させることで入り口が開く……とかの構造なら、とっくに月側が月人を送る混むときにここを使ってるだろう。つまりは入り口事態が埋まってる可能性が高い。てかそれしか考えられない。


 こうなったら……僕はフラングランをインベントリから取り出してぬいた。


「二人とも、走る準備しておけよ」


 そういって僕は地面を風を纏ったフラングランで叩きつける。大きな音と地面を揺らがす振動。バレないわけない。けど、そんなのは今はどうでもいい。

 早く日鞠を助けるためには全ての事はどうでもいいんだ。優先するべきは、日鞠の救出。それだけだ。


 建物の方から窓を開けてこっちを見るもの。慌てて庭に出てくる人達と居るが、何かを説明なんてする気はない。地中に現れた扉。それも僕は一気にフラングランで壊す。そして同時に現れた月人を切り結んで、内部へと進む。


 せめて……せめてこの家の人たちに迷惑をかけないためにも、出会った月人は全部殲滅しておいてあげるさ。それがせめてものお詫びだろう。

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