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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2527 前に進む為のxの問い編 911

「確かにそれなら結構簡単かもな」


 なにせ近場の月の遺跡はもう攻略されてる。月の侵攻以来、月人の目撃情報は激減してるし、攻略済みの遺跡ならきっともう敵はいないだろう。ダンジョン型ではなく、地表にそのままな遺跡を巡ればそれこそすぐに巡ることができるだろう。

 実際、それで月の石にコストを貯められるのかはわからない。そもそもがコストが残ってないとどうしようもないだろうしな。でも……いっぱい回ればなんとかなるかも。


『道を開くだけなら、コストはそんなに高くないから』


 というのはセツリの言だ。残ってる搾りかすのようなコストでも沢山の場所を巡ってあつめればどうにかなりそう。ならば善は急げであろう。


「一番遺跡が多くて、攻略済みの所が密集してる場所がいいよな」

「こらこら、なんでそんな事を考えてるのよ?」

「どういうことだよ?」


 なんか僕が真剣に地図を見て悩んでると、ローレの奴が意味不明な事を言ってくる。だって大切だろ? 効率ってさ。なにせ既に会長が戻ってこなくて二日だぞ? 災害と気の限界時間が48時間とか言われてるだろう。

 その時間を超えたら、生きて救助される可能性が極端に低くなるという時間である。既に会長はそれを超えてる。いや、会長はちゃんといるし、問題なく世話を焼かれてる。だから肉体的には問題なんだろう。まあここから一年とか寝たきりになったら、流石に肉体にも問題出てくると思うけど……


(でもそんなの事にはさせない)


 その僕は誓ってる。だからこそ、効率的に遺跡を回ろうと思考をしてるってのにこいつは……


「睨まないでよ。別に会長がどうでもいいってわけじゃないんだからさ。ただ、あんたが間抜けなだけ。だって、あんたゲート作れるでしょ?」

「いや、それは……」


 確かに僕はゲートを作れる。でも自由自在って訳じゃない。ゲートはシステムに厳密に管理されてる。だから一つ増やすのだって苦労した。それはローレだってわかってるだろう。


「確かに下手にふやすことは出来ないのよね。でも増やさなけばいいじゃない。ねえいつまでそうしてるの? 協力するために来たんでしょ?」


 そんな事を玄関に向かっていうローレ。すると控えめに扉が開いて、そこにはアギトやアイリさん。それにオウラさんやメカブにその他もろもろの知り合いたちがいた。

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