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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2519 前に進む為のxの問い編 903

「月かぁ。ねえ、バナナはおやつに入る?」

「うるせえ」


 アホな事を聞いてくるローレの奴。そんな擦られ切ったネタを言うやつだっだのか。まあ有名だしな。てかこれは遠足じゃないだよ。こっちは真剣なんだ。バナナなんて持っていきません。


「ねえアーシアちゃん。私が行くだけでなんとかなるの? 月には怖い奴らがいっぱいだよ?」

「そうだね。でも大丈夫。ローレちゃんには友達がたくさんいるから!」


 そんな風に言うアーシア。僕はアーシアがなにか勘違いしてると思った。だってローレだよ? ローレに友達? ないない。こいつ友達いたことあったっけ? こいつのチームは四国を統治してる。それだけ大きい。所属してた僕だってその全体数とかはしらない。幹部級の奴らとはあったことあるが、その印象からいうとローレと彼らの関係は友達……ではない。だからって会長のような信頼と心酔なのか? というとそうでもないと思う。いや、少なくともローレのチームの奴らはローレの奴を信頼はしてると思う。

 いいチームのトップだと思ってるだろうし、ローレのいう事には基本的になんでも従ってるしね。それで成功してきてるから、しっかりとした関係は築けてる。でも……ローレは必要以上に彼らとかかわる……なんてしてない。会長とローレ……どっちのやり方が正しいのかなんていうつもりはない。だって正解はないだろうから。


 ある意味ずっと近くにいようとする会長と、上にいるものはそういう態度? そして威厳を持った方がいいと思ってるだろうローレ。だからローレはチームの奴らともそんなにかかわってない。でもしっかりとチームは運営されてる。これでローレのチームがボロボロで今にも空中分解するような状況なら、会長が正しい! と言えただろう。でも僕がいた間でもローレのチームに問題なんてなかったと思う。誰かが下剋上を狙うとかもなかった。普通にローレを皆が信頼してた。

 けど……あれは友達じゃないよな? それが僕の感想だ。だってローレは下に命令する。そして下はそれを確実に実行する――それだけの関係だ。下の人たちの横のつながりはとても強かったけどね。でもそれでローレは満足してるのだ。上にいるものとしての孤独……それを甘んじて受け入れてるんだろう。


「お前友達いたっけ?」


 だって昔からいる人たちよりも、僕とかかわってた時間の方が絶対に長いし。きっと僕は宙ぶらりんな状況だったから、上の者としてふるまう必要がなかったんだろう。今やもうただの一プレイヤーだしね。ならば僕だって上とか思う必要もない。だからこんな風に言えるのだ。

 流石に自分の所属してるチームのトップ……となるとこんな事……言いづらいのは当然だろう。でもそのしがらみは僕にだってない。


「は? はぁああああ!? 友達位いるけど!?」


 真っ赤になるローレ。どうやら気にしてたらしい。

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