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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2517 前に進む為のxの問い編 901

 僕は困ってしまった。まさかここまで駄々をこねるとは……いつもはそれなりに聞き訳がいいアーシアだ。見た目中学生くらいだけど、実際はまだ一歳にもなってないから、しかたないとも思うんだけど、じゃあ普段の聞き分けの良さはなんだってことになる。


(ここまで駄々をこねるって事は何かあるのか?)


 ふと、そんな事を思った。なにせアーシアは不思議な奴だ。それに、この前の月人との戦いの時だって、アーシアは僕に警告をしてくれた。遠く離れた……というかこのLROで距離がどれだけ意味があるのかわからないが、とりあえずリア・レーゼとこの自分のエリアはなんとなく遠い……というか空間が違うというか? そんな感じだと思う。例外はテア・レス・テレスのエリアだけ。通常のエリアはLROと接続されてない。それは確実だ。なのに、アーシアは感じ取った。何かを……虫の知らせってやつだろうか? ここは電子なんだけどね。もしかしたらアーシアはスキルとして何か特別なものがあるのかもしれない。でもそれを確かめる術はない。

 いや、僕ならコードを見れるから、深くきちんとアーシアのコードを見ればどんなスキルを持ってるのか探ることはできるかもしれない。けど流石に勝手にそんな事を探るのはプライバシー的にまずいだろう。アーシアなら話せばやらせてくれるかもしれないが、なんだかんだそこまでそれは優先順位的に高くなかったから放置してた。今更やっとけばよかった……なんて意味がない。


「僕だけで行くのはそんなにまずいのか?」


 僕のその言葉に、アーシアは泣きはらしてる顔のままとびかかってきて、頭を何回も何回も縦に振る。どうやらやっぱり何かをアーシアは感じ取ってるんだろう。僕が一人で行くというのはまずいという事だ。そこに根拠なんてない。けど、アーシアの勘は馬鹿にはできない。


「お前が来ないとだめなのか? 他の奴らを連れて行くって言ったら安心するか?」


 アーシアは首を横に振る。どうやら人数の問題じゃないらしい。実際僕はズルをしようとしてるんだから、他の誰かを連れていく……なんてのは考えてなかった。それに一人なら、僕のスピードを最大限に生かせる。もしも月の遺跡の最深部に行かないといけないとしても、僕だけなら、戦闘を極力回避することだって難しくない。けどどうやらアーシアを連れて行かないと収まらないみたいだ。


「全くなんなの一体? 朝から煩わしい奴らね」


 そんな言葉が僕たちに投げかけられる。ここは僕のエリアだぞ? 勝手に入ってこれる奴なんて限られてるはずだが。そしてその限られてる人物にこいつはいなかった筈。だってもう僕たちに関わりはない。そう、なぜか玄関を開けてやってきたのはローレの奴だった。

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