2501 前に進むためのXの問い編 885
僕はあのあとすぐにログアウトをした。リアルに戻って来ると同時に、僕はすぐに体をベッドから起こしてリーフィアを頭から外してベッド脇においた。床に足をついて扉を目指す。ちょっとフラッとしたけど、すぐに立て直してガチャっと扉を開ける。暗い廊下。けど人感センサー付きのライトが僕が廊下に出ると、通路を照らす。
僕は階段を降りて一階へといった。だって摂理の部屋は一階だ。そこの和室。てか戻ってるのか? と思った。ログアウトする前にメッセージを送るか、フレンドのログイン状態はわかるんだから、それを見てるべきだった。
でもここまで来たらちょっと襖を開けて覗くくらいはいいだろう。実際いつもはしない。だって女子の部屋だ。それは流石に……ね。なにせ自分の部屋なんてのは一番油断する場所だろう。
最近は暑いし、薄着が多いわけで、ちらっと見ただけでも、際どいものがみえたりするかもしれない。そうなると意識してしまうじゃないか。それこそ摂理はとびきりかわいいんだ。
顔はそれこそそこらのインフルエンサーとか芸能人にだって負けてない。ずっと眠ってたから、細いし。太ってるなんてのはありえない。まあ最初はそれこそ病的だったけど、今や普通よりは細いって感じだと思う。
そんな可愛い子が一つ屋根の下……男子高校生にはなかなかに厳しい状況だろう。羨ましがれらるかもしれないが、実際はそんないいことばかりじゃない。緊張ばかりである。
まあ可愛い女の子がすぐに側にいる……というのは目の保養にはとてもいいけど。
「摂理、戻ってるか?」
とりあえず襖の手前でそんな風に声を掛ける。戻ってると面倒がなくていいな……とか思ってた。これで返事がないと、ちょっとだけ開けて……すると襖の向こうから声が聞こえてきた。
「入っていいよ」
その声に応えて襖を開ける。するとキャミソール姿に薄い短パンというか、寝間着というか? そんな姿の摂理がこっちにお尻を向けてた。小ぶりの丸っこいおしりだ。
何やら近くのゲームをガサゴソしてるみたいだ。
「やっぱり来たね。日鞠ちゃんのことでしょ?」
「ああ、そのことだ」
なんか軽いが、摂理はわかってる。だってこいつは月の女王なんだ。きっと妖精王と会長の会話だってわかってるんじゃないのか? 色々とこっちからはわからない事が多いんだ。
会長がなんであんなことになったのか……あいつの目的は何なのか? 日鞠は頭がいい。良すぎるくらいだ。だから僕達には見えないものが見えてたりする。きっと今回もそれが原因だと思う。
僕のこの目には在るものしか見えないけど、日鞠のやつは頭がいいからこそ、未来を観ることができるやつなんだ。