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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2495 前に進む為のxの問い編 879

(一人か?)


 僕はそう思った。だって既にセツリ達だってここに帰還してるはずだ。まあけどおかしくはないかもしれない。だってそもそもがセツリは月の玉座に興味なんてないって言ってた。

 わざわざここに出てきて、僕たちの邪魔をする……ってのはあいつの性格を知ってる僕的には、流石にそこまでの悪役ムーブをやれる奴じゃない。

 むしろ、今の状況に頭を抱えてそうな……そんな気さえする。


「なんで会長がこんな事になってるのよおお!?」


 ――とかね。だって会長事日鞠はプレイヤー側では最大のチームであるテア・レス・テレスのリーダーだ。それも絶対的なリーダーである。こいつの信者はマジで多い。

 もしも会長に何かあったとかなったら、僕と同じように全てのプレイヤーから敵認定をされてもおかしくない。まあもしかしたら今夜の強襲で既に手遅れかもしれないけど……でももしも会長になにかあったら……それに加えてって事になる。

 そうなるとセツリはもう気軽に外に出る……もできなくなりそう。僕やセツリはキャラクリできないし、サブキャラを作るなんてこともできない。それなのに外に出れなくなったら……とても困るだろう。


 僕も今でも時々プレイヤーから脈絡もなく襲われたりする。嫌がらせだってあったりする。僕はそんなのは馴れてるからいいが、セツリは繊細だろうから、そんなことになったらきっと傷つく。


 それが怖いからきっと頭抱えてる筈だ。実際あの時……リア・レーゼであった時から会長が月にいるって知ってそうだったけど……今の会長は……この状態をしってたとはおもえない。

 だって流石にこれは……こんなの……あいつが認めるわけない。


 妖精王が現れたけど、僕は会長から目が離せない。だって……おかしいんだ。確かに会長はそこにいる。玉座に体を預けて眠ってるようにみえる。

 でも……僕にはそれだけじゃなく見える。どういうことかというと、僕のコードを見る目には今見える会長は、会長じゃない。何をいってるのかわからないと思うが、僕にはこの表示が見える。


『UNKNOWN』


 ――というね。そんな文字が会長の体に重なってるのだ。


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