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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2490 前に進む為のxの問い編 874

「月の石の機能『道標』発動!!」


 僕は遂に月の石を発動する。するとなんと見た目的にはいきなり月の石が砕けた。でもその破片が周囲に飛び散っていく……なんて事にはならない。

 その大小になった月の石の破片は、円状に拡散して、そこでふわふわと止まる。そして円状の内側……楕円形になってるその内側は渦がまいてた。まざにゲートになった……ということなんだろう。


「行くぞ! 会長を助けに!!」


 そんな風にテア・レス・テレスの偉い人が言う。それに続いて今、この時間に集まってるテア・レス・テレスの戦闘できる人達が「おおー!!」といって中にはいっていく。

 僕もそれに続いた。僕はただ静にか「待ってろ」と思ってた。


 どこに出るのか? それもわからなかった僕たち。実は出たらすぐに月人達がいて戦闘に入る! ――というのも想定してた。だって月の石のゲートから向かう場所と言ったら月なのだ。そしてそこは敵の本拠地。

 今までは月人が進行してくるだけだったが、今度は僕たちが逆に月の本拠地に進攻しようというのだ。出た瞬間に戦闘が始まってもおかしくなんてないだろう。

 けど……ゲートから出た僕たちを待ってたのは、とても静かな場所だった。それになんか涼しい。僕たちはどうやら周囲に何もない場所に出たようだ。何もないといってるが、僕たちが出た場所は小さな小屋? ともいえるのか……それとも休憩所とか言えるのか……大きな公園とかにところどころに設置してある東屋ともいえるべき場所なのか……なんそんな小さな建造物の所にでた。

 ここにテーブルと椅子をおけば開放的なテータイムをたしなむ場所になるような……そんな場所。けど周囲にあるのは花畑ではない。凄く殺風景な岩と土の山の風景だ。

 そして空には無数の星……僕たちは一瞬目的を忘れてそれに見惚れてしまった。

 それは青く輝く隣接した巨大な星だ。つまりは僕たちがLROを楽しんでる舞台である星……それがそこにあった。きっと今こうやって感じてる僕たちの感動……それは初めて月に降り立って地球を見た宇宙飛行士と同じだろう。

 いや、もしかしたらそれよりも解放感があるかもしれない。だってリアルでは宇宙服で視界が狭くなるだろう。けど、僕たちにはそんなのない。

 その目で……ちゃんと僕たちは自分たちの星を見てるのだ。


「凄い、綺麗だ」


 誰かがそういった。それに反論する声は一つもない。

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