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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2486 前に進む為のxの問い編 870

(え? 月って自身で発展させる系のゲームになってるのか?)


 僕は月のウインドウを見て、そう思った。この月の城の絵の中央にデデーンとあるコスト。このコストを多分いろんな所に振り分けることで、月を発展させることが出来るんだろう。


(この中でどれが月の石へのアクセスがあるのか……)

『ふぁあぁぁぁ、どう? 役にたった?』


 月のウインドウをみてたらそんな声が聞こえてた来た。映像に映ってるアーシア。そういえば、お礼をいってなかった。一体どうやって僕でも突破できなかった月のシステムを突破したのかはわからない。きっとアーシアも原理はわかってない。だって大体アーシアは「なんかできた」とか「出来る気がしたからやってみた」――でそれらが出来てしまうのだ。そもそも花から生まれた謎の存在だからね。アーシアはよくわからない。けどアーシアがわざわざ起きて手伝ってくれたから月のシステムを突破できたのだ。ちゃんとお礼はしとかないとだろう。


「ありがとうアーシア。助かったよ」

『うん、けど……急いだほうがいいかも。じゃあお休みなさない』

「おい! なんだよ急いだほうがいいって!?」


 僕はアーシアのウインドウが消える寸前、そう叫んだけど、どうやらアーシアには届かなかったみたいだ。あいつ……不安になるような事をいって再び眠りにつきやがった。アーシアの直感は馬鹿にはできない。だって今さっき、アーシアは直感で月のシステムを突破してる。そんなアーシアが急いだほうがいい――といった。不安しかない。


「えっと、大丈夫か?」


 僕はそんな風に言ってくるテア・レス・テレスの人にうなづく。大丈夫、既に月のシステムに僕は入り込んでる。後はこのシステムのどこに月の石へとアクセスするページがあるのか……だ。下手に弄ってこのコストがめびりしたりしたらもしかしたら気づかれるかもしれない。

 あまりなんでもかんでも触るわけにいかないだろう。ぱっと見――


「あんまり建築系とかは関係ないよな。むしろ、月の街を築くなんてほうじゃないだろうし……生産とかでもないだろうし、ならば研究のツリーにありそうだ。それかもっと別のシステム……オプションとかか? それかそもそも月の石を生産出来たり? いや、原因は今既にある月の石なんだから、そういう今の状況が見れる場所……そういう画面があるんじゃないのか?」


 僕はこれまでのゲームの知識を掘り起こしながら、月の石へとアクセスできる画面を探した。

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