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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2485 前に進む為のxの問い編 869

 僕の周囲に何やら別のウインドウが浮かび上がる。それはなんか紫の色で表示されてるウインドウで特別感があるような……そんなウインドウだった。いつもプレイヤー達が開いてるウインドウは基本透明で、ちょっと青みがかってるかな? という感じの奴だ。

 でもいきなり僕の周囲に現れた新たなウインドウはいつものとは枠組みから違う。これって一体……僕はそのウインドウをよく見た。


「これは……月の色々な設定をするためのものか?」


 なんかコストがある。今の溜まってるコストが大々的にある。その数四ケタくらいはあるな。これが多いのか少ないのかは正直よくわからない。だって基準が分からないからな。


 このコストがどうやって増えたり減ったりするのかもよくわからないし……恐る恐る的な感じで僕はそのウインドウを触る。一番大きな紫のウインドウにはデフォルトされたような月の城の絵。それに総合のコストが表示されてる。そこから分岐するように、色々な項目がある。


「ええっと……建築やら生産……舗装とか研究……これって……」


 僕もそこそこのゲームはしてきたという自負がある。基本僕はアクションゲームが好きだ。登場人物を操って派手な動きと技を使って、リアルでは絶対にできないようなスタイリッシュな動きで敵を倒す……そういうゲーム。

 ボス戦ではギリギリの戦いで何回もやられても、それでボスの動き、攻撃パターンを学んで何回もトライ&エラーを繰り返してたどり着く撃破の二文字。

 そんなゲームが好きだった。だから基本はそういうゲームをやってた。けど流石に全部そんなゲームだけやってたわけじゃない。もっと軽いものだってやった。


 その中にこういうシステムのゲームはあった。所謂シム系といわれるゲームだ。それは街づくりである。未来の街を作ったり、過去の時代の街を作るゲームだ。

 俯瞰視点から、小さな人たちがこっちの指示した物をつくっていき、全く何もなかった土地がどんどんと発展していく。その中には自然災害とかもあるけど、戦争とかもあったりして刺激もあったりするのだ。


 どうやって街の防衛をするかとかも大切だったりもする。まあそういう戦いがないのも当然あるけど……ただただ街を発展させていくことだけを目的にするようなゲーム。

 のんびりとできるけどシム系のゲームは罠である。あれはのんびりできるけど、終わりなんてない。無限に時間が吸われていくゲームだ。発展していく様は、見ているだけで楽しかったりするからね。

 ゲームが凄くなっていくにつれて、画面の中の街は生きてるように動いてるからだ。このでて来たウインドウの項目……それは明らかにそんなシム系のゲームの系譜のシステム……だと僕は思った。

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