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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2483 前に進む為のxの問い編 867

 月の発信コードまで見つけたのなら、あとはもうそれを自身が発信するだけじゃん……と思うだろう。実際僕も思った。月の石の内部のコードはほぼ解析できてる。

 いきなりここに月人が大量に押し寄せる……事を懸念してる訳じゃない。それはさせない。じゃあ何でしないのか……いやそうじゃない。


(反応しないな……)


 僕はもうやってた。月から月の石へともたらされた発信コード。それを早速見つけたのに発動させないなんて選択肢があるだろうか? 今は一刻を争う時だ。

 会長がそんな簡単にやられるなんておもわない。けど、だからって大丈夫ともいえない。まあこれはゲームだ。そこまで真剣になって……と思うだろう。その気になれば、ログアウトをしてしまえばいいじゃない。

 それは正直その通り。けどどこか……そうどこかで警鐘がなってるというか? 不安が胸にある。それにきっと今や月ではセツリとレシア、それにヒイラギまで月で合流してるんじゃないか? そうなると、会長は四対一の構図になる。

 流石に勝てるとは思えない。


(てか、たた戦闘をしてる……とは限らないよな)


 戦闘で勝った負けた……をやるのならまだいい。だって単純だからだ。それにそれなら別に勝ち負け以外では何もないじゃん。きっと会長はやられたら、レスティアで復活するんじゃないんだろうか? たぶんそうだと思う。

 でも四対一になってそこそこ経つだろうに、会長はもどってきてない。粘ってる? それも会長なら十分にかんがえられるけど……あいつのことだ、もっと別の事をやってるとかありそう。

 それが何をもたらすのか……そういうのって大体僕の想像の埒外なのだ。それが会長と……日鞠という奴だ。だからこそ、僕の不安はぬぐえない。そもそもが妖精王は会長を狙ってたっぽいし、それに簡単に会長か引っかかったのも解せない。


「なんで……」


 確かに僕は発信コードを月の石に流してる。でもあらゆる手を尽くしても月の石は反応しない。イライラしだす僕。そこに僕に対して通信が入った。こんな時にいったい誰だ? 無視しようとした。けど、その通信は執拗に鳴っている。

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