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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2478 前に進む為のxの問い編 862

 既にモブリ達がほどこしていた封印魔法は解かれてる。なので今はそのままの状態の月の石。実際運ぶ時も不安があったみたいだけど、僕の目には

安全……というか問題ないのはわかってた。

 どういうことかというと、僕の目にはコードが映るわけで、どうやら今の所、月の石は本当にただの石みたいだったのだ。多分月の方と今はつながってないのだ。


 サン・ジェルクの月人達がいっそうされた時なのか、それとも封印処理をされたときなのかわからないが、接続が切れたんだと思う。


「あれ? その人たちは――って」


 なんかこの部屋に別のテア・レス・テレスの人が入ってきた。その人はカラカラと車輪がついて押すタイプのカトラリーに何かを乗せてる。大きな皿にまるで食材のようにのってるそれ……微妙に形は違うがその色が示してる。あれは月の石だ。


 でもそれはそうだよな。テア・レス・テレスは最大チームだ。月のダンジョンをいくつかは攻略だってしてるのは当然で、その際奥できっと月の石を発見して持ってきたんだろう。


 今回持ってきたのは三つ。これが全部なのか、そうじゃないのかは僕はテア・レス・テレスのメンバーじゃないからわかんないが……ここにこれを持ってきた意味は……


「これって何か目的があるんですよね?」

「やはり一つよりももうちょっとあった方が良いのかな? と思ってね。私達にはコードは見えないが、そっちのモブリの国から拝借した月の石と、こちらが確保してたこれらの月の石……そこに変化はあるかもしれないだろう?」

「それはそうですね」


 確かに比較用としては有意義かもしれない。それなら別に三つもいらない気がするけど、比較対象は多い方がより確実……という事なのかもしれない。まあ見るのは僕で……その分大変になるんだけど……でもせっかくの好意。受け取っておこう。


「早速調べてみますね」


 僕はそういって月の石のコードを注意深く探ることにした。同時に近くにテア・レス・テレスの月の石も置いてもらって、同じ視界に入るようにする。沢山の情報に目が滑りそうになる。

 なにせコードは特殊な知識が必要だからね。それが延々と続くかのようにずらっと自身の目に見えるんだ。流石に雑多な情報は遮断しないといけない。月の石にだけ集中して……そのコードだけを注視する。

 まずはこの石がどんな機能を持ってるのか……それを僕は調べるよ。

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