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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2464 前に進む為のxの問い編 848

 私はぎりぎりを攻める。なにせ妖精王は月のダンスを完成させようとしてる。それをしてどうなるのか……今の私はわかる。一応ちゃんと見るべきコードさえ見つけてしまえば、私は兆速でそれを理解できる。

 私はスオウよりも深く広くLROのコードを理解してる節がある。それはもはや開発の人達よりも……だ。なにせ最近は私もちょっとしたバグの修正とかしてる。


 それでなかなかのお給料を貰えてる。大体はマザーが色々と調整はしてくれてる。それにLROの運営の人たちはそういうのを既存の普及してる別の言語でもできるみたい。

 だから実際、開発側の人たちはそれを使ってる。そしてマザーを通してLRO独自の言語……コードに変換してるみたいです。なので実際、マザーと当夜さん以外でなら、きっと私が一番このLROのコードを理解してると思う。

 なのでコードを通してその『先』をみることで相手の狙いだってわかります。この月のダンスを完成させること……それによって、月の封印がどうやら解けるみたいです。


 その封印には階層があって、月の城が起動したことで、第一段階は解放されてるみたいです。本当ならきっとこれはセツリちゃんがやらないといけない事。でもあの子はあんまり月には関わろうとしてないですからね。

 だからきっと他の誰かで代用しようとしてる。それが……私? 誰でもいいのでしょうか?


(いえ、大切なのはこの場所……ですか)


 そう月のこの場所。ここでやることがもう一つのキーなんでしょう。実際月の封印が一つ解除されると、こっち的には都合が悪いです。なにせ色々と制限がかかってた月の戦力とか運営とか……そこら辺がより強固になります。セツリちゃんはまだやる気じゃないけど、妖精王に簡単に乗せられそうではありますし……


 それに……です。月側が持ってるコードはもっと詳しく見たいというか? むしろゆっくりとみたいといいますか? です。流石にこのまま素直に月のダンスを完成は出来ないから、私の望む方に向かわせるつもりですけど……でもただ私の望みだけをかなえるのはきっと妖精王に邪魔されそう。


 どっちかを取るしかできないのがつらいところですね。


 私はしょうがないから、新たなコードを書くことにしました。勿論ばれないように……です。LROは思考を読み取ってもあるんですから、別に書くとかいう動作は必要ないです。実際視線誘導でキーボードとかも使えますからね。

 でもそれもやりません。私は直接、思考だけでコードを書く。大丈夫、これなら私の望むことも、そして妖精王の望みだって表面上は叶うでしょう。

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