表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2475/2742

2463 前に進む為のxの問い編 847

 私には祝福がある。それが何の意味があるのか……実際祝福は戦闘中に使うにはなかなかに大変だ。もっとじっくり、机に座って向き合う様な……そんな使い方が正しいと思う。


 戦闘では本当にちょっとしたことに使うとかね。私は基本、戦闘中では祝福のコードを見る目にはしない。だって……あれは確かに便利だけど、情報量が多すぎます。

 スオウはなんでも私ならできると思ってるけど、私にだって出来ないことはあります。それはこの目の性能……とかどうにもならない事とかです。そもそも私は普段から眼鏡を使う程度の視力ですし、裸眼の目の良さなんてのはない。

 けど逆にスオウは目がいいです。スオウは戦闘中もよくコードを見る目を使ってますが、あれは私にはかなりきついです。だって普通なら何が何やら……ということになります。


 あれを戦闘中に使ってちゃんと識別できるのはひとえにスオウにはそれを選別できるだけの目があるからです。沢山の存在が入り乱れる中では特にそう。

 けど……今私はコードを見る目を使ってます。さっきの説明の意味は? とか思うかもですけど、ここは月なんです。月はそもそもステージが違います。普段からいる場所はそれこそ周りに人がいなくとも、沢山のプレイヤーの情報は実はあるのです。

 いうなればMMOなんです。だから祝福でコードをみると、色々と余計なコードが邪魔してきます。けどここは……この月はどうやら特別なステージという事みたいです。


 近いのはボスの部屋。特別な戦闘空間と同じような扱いでしょう。月と地上が切り離されてる……とは思いませんけど、地上の影響は限りなく低くなってます。

 なので余計な情報はやってこない。私と、そして目の前の妖精王……それはとても私が戦闘でコードを見るには都合がいい。だってこれだけでいいんだから。

 私は色々と想定して、あらかじめ紙にコードを込めてるわけですけど、それだって戦闘中にコード事態を把握するのが難しいからです。あらかじめ準備してれば、最悪を遠ざけることができる。

 まあどうにもならなかったら、もちろんコードを観ますけどね。コードには全てが開示されてるんですから。それを補助するためのコードをあらかじめ紙に書いて保存しておけば、スオウのように自由自在とはいかなくても、私も戦闘中にコードを見ることが可能になります。


 でも失敗しましたね妖精王。この場に無駄に月人でも配置しておけば、また違いました。でもきっと私とスオウ以外はこのゲームのコードを見た事はないでしょうから仕方ないでしょう。


 月のダンス……私にはその先の光景が見えてる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ