2450 前に進むためのXの問い編 834
「さあこっちです! 皆さん落ち着いてください。大丈夫、みなさんがリア・レーゼを脱出できるまで自分たちがきちんと守ります!!」
そんな風に声を出してるのはテア・レス・テレス・のメンバーたちだ。同じ制服で揃えた人たちがリア・レーゼに住んでたモブリの人たちを誘導してる。どこに? と思うだろう。それは空港の方へだ。世界樹にある重要施設には直接飛空艇が乗り入れれるようになってるが、そっちじゃなく、民衆とか物資を運ぶ為に使うための空港である。
それはリア・レーゼの外れにある。だからそこまでの護衛をテア・レス・テレスが引き受けてる。なにせもうこのリア・レーゼは星詠みの御子であるヒイラギが月側についた。そのせいで世界樹も自動的に月側になった。
そうなるともうここには住めない。だからこのリア・レーゼに居た人たちは脱出しないといけなくなった。本当なら奪還が必要だった。でもそれはできなかったんだ。きっとここには月人が住み始める……ことになるんじゃないだろうか?
そんな場所にそのまま住み続ける? そんなメンタルのやつはいないだろう。なにせ普通の人達……戦闘力もない人達ならなおさらだ。子供だって老人だっている。そんな人達をこの場所に残してさっさと撤退?
出来るわけはなかった。
「スオウさん、貴方は早く行ってください」
そんなことを言われもしてた。確かにその気持はないわけはない。だってなんとか早く会長の方へと僕だって行こうとしてた。でも……だ。でも今ここからすぐに離れるとか……僕は酷いやつじゃないか? 僕にだって罪悪感くらいある。
なにせ僕にはここを取り戻せなかった……という責任がある。僕一人のせいじゃないって言ってくれる人だっているだろう。でも……僕がヒイラギを引き止めて要られたら……リア・レーゼが月側に行くことはなかった。
実際セツリ達の関係性的を知ってたら、難しかったと思うけど……でもそれでも……だ。何も知らない人たちにしたら、僕がただ失敗したからだ。一応ヒイラギはリセットをちゃんと受けてた。
なのに……結局元鞘に戻ったような状態になってしまった。いちおうイーブンだったのに……なので僕は償いがしたいのかもしれない。これは勝手な自己満足だ。この地にいる一般の人達を脱出させる……それで自分の罪を軽くしようとしてるんだ。
だから僕はここで一般人の人たちを守る役目を請け負ってる。