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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2449 前に進むためのXの問い編 833

「撤退します……申し訳ないですけど……」


 そんな風にテア・レス・テレスの隊長さんがいう。なんで彼が申し訳無さそうなのか……それは僕がするべき態度だろう。だって彼は悪くないし……悪いのは僕だ。


「それは仕方ないことです。これ以上は……でもプレイヤーは簡単に撤退できますけど……」

「ええ、もうリア・レーゼは月の領域になった……とシステムが明言してしまってます。きっとここは人が住める場所じゃなくなるんでしょう。例えばそこら中に月人が闊歩するみたいな……」


 たしかにそれはあり得る。今だって変化は既にみてとれてる。


「どうやら、ここのコアクリスタルはプレイヤーからのアクセスができなくなってるみたいです」

「え?」


 そんな情報が隊長さんからもたらされた。そんなの一体どうやって確かめたのだろうか? だってここではインベントリも開けない。インベントリというか、システム画面というか? それだ。だから今はマップだってここでは開けないはず。


「コアクリスタルに触れてもどうやら移動ができないようです。そこでもシステムメッセージが出てくるということです。リア・レーゼから離れようとした人たちがいってので間違いないかと」


 なるほど……そっかコアクリスタル間の移動はそういう方式だった。コアクリスタルに触れて……いや実際触れる必要はない。触れなくても、多分半径何メートルかの縛りはあるけど、近くにいるとマップを開いて各国のコアクリスタルを選択できるようになる。

 だってなにせ物理的に触れる……となると、行列とか出来る時間帯だって起きる。それを回避するために別に触れなくてもいいようになってるんだろう。でも今はリア・レーゼではシステムを開くことができないんだから、触れるしかない。

 でも触れてコアクリスタル間の移動をしようとしても、既にリア・レーゼのコアクリスタルは地上の他のコアクリスタルとはシステムが切り離されて閉まってる……ということだろう。


 なにせ月側になったから……もしかしたら月側のプレイヤーが他にもいるのなら、月とリア・レーゼを一瞬で移動できるようになってるのかも。


「プレイヤーは戦闘力があるし、どうにでもなるでしょうけど……一般のNPCはどうしたら?」


 そうなのだ。問題はそこだ。僕は気になってたことをきいた。そもそもがそれを一プレイヤーでしかない僕たちが話す必要なんてあるのか? ってかんじではある。だって僕達は別にこのモブリの国の軍隊とかに所属してる訳じゃない。

 言うなればフリーの冒険者だ。けど……ね。流石に目の前で起きてる悲劇を見て見ぬ振りを出来る程に僕は残酷じゃない。既に次々と見切りをつけてプレイヤーはリア・レーゼから脱出してる。

 なにせプレイヤーなんて着の身着のままだ。簡単に逃げ出す事はできる。大体はゲーム感覚なんだろうからそうだろう。けどNPCは違う。ここに根付いてる人たちだっているんだ。

 そんな人達はきっと今の状況についていけてない。幸い避難事態はすんでるわけで……あとは彼らをどうやってリア・レーゼから脱出させるのか……だ。



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