2419 前に進むためのXの問い編 803
「女の子の尻尾に無断で触れるなんて……スオウってエッチなんだね」
「尻尾だろ?」
「尻尾はおしりから出てるんですけど?」
「それは……」
そう言われると尻尾っておしりの延長線なのか? ということは……だ。僕は今レシアのやつのおしりを鷲掴みにしてるということと同義なのか? 僕は尻尾の付け根をみる。そこにはプリンってした形のいいヒップがみえる。パツパツの短パンというか? ホットパンツというのか? それを履いてるレシア。実際レシアの印象的にはスカートとか、もっとふわふわとした服のほうがイメージ的にあってる。
けどそれはレシアが眠たげにしてるときの印象だ。今やレシアはアグレッシブになってる。そうなると、スカートよりも今のような大胆な衣装のほうがいいのはわかる。まあけどある意味でスポーティって感じてはないんだけどね。
今でもレシアはそのゆるふわな雰囲気は残してる。それは上着だ。上着はシンプルなTシャツだけどかなりでかいのだ。実際普通にしてたら、ホットパンツまで隠すくらいだ。
だからこそ、ホットパンツを履いてるとわからないときなら、ドキドキしてしまうだろう。だってもしかしたらパンティーかもしれないんだよ? 男ならそれに反応するな……という方が難しい。
まあ今は、もうホットパンツを履いてると確定してしまったから、それに興奮することはないが……ダボダボなコーデって女の子らしくていいなって思う。
「離しなさい」
そういって尻尾をブンブンと振るうレシア。けど、赤々と輝く世界樹のせいでうまく風をつかめなくなってしまってる今、ヒイラギに追いつくにはこれしかない。なので離すわけない。
確かに尻尾をお尻の延長線と思うと引け目もある。けどやっぱりこれは尻尾だ。それにただただ柔らかくて暖かっただけならお尻と思えたかもしれない。なにせ……だ。なにせホットパンツに包まれてるレシアのお尻は小尻だけどプルンプルンなのだ。
それはそれはもみ心地が良さそうにみえる。けど……ね。けど、これはやっぱり尻尾なのだ。
ドラゴンの鱗が表面にある。つまりはゴツゴツである。あったかいけどさ、鱗はちょっとひんやりだし、硬いしで、流石にお尻ではない。そうこれはおしりではない!!
なので離さない。
「早くいかないとヒイラギに追いつけないぞ!!」
「むむ……この借りはすぐに返してもらうから」
そういって翼を広げてレシアはヒイラギを追ってくれた。