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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2405 前に進む為のxの問い編 789

「ああ、こいつが言ってる事は正しい」

「そんなぁ~」


 フッ――と、ヒイラギの腕から力が抜けるのがわかる。絶望を感じたんだろうか? そのせいで、さっきまで一生懸命僕の首に回されてた腕から力が抜けたのを感じた。けどそれは僕は止めた。フラングランを持ちつつ、首に回された腕をつかむのは大変だが、どっちも手放すわけにはいかない。

 だから僕は握力を目いっぱい使ってなんとか脱力してしまってるヒイラギを支える。


「正しい、けど! それは今のヒイラギには関係ない」

「ふえ?」


 僕は力強くさらにそう続けた。確かに僕のせいでリセットしたさ。それは否定しない。否定する気もない。でもそれって前の事だ。実際今はどうかっていうと、今のヒイラギにそれが関係あるか? ってこということである。今のヒイラギの状況は僕が作ったことじゃない。


 それに、ヒイラギ達をただ、そのままにLROに割り込ませるなんてできなかった。それに実際あの時、リセットの時にもしもヒイラギ達をLROへと組み込まなかったらどうなるのかといえば、確認されたイレギュラーは放置なんてできる訳はなかった。

 つまりは……だ。つまりはあの時、リセットの時どうにかしてヒイラギ達姉妹を消さないために僕は彼女たちをLROへと組み込んだんだ。だからリセットして、姉妹を引きはがしたのは確かに僕だけど……実際は今のこのLROではヒイラギとレシアの奴は全くの他人である。


「僕のいってる事はわかんないかもしれないが、『今』のヒイラギには目の前のこいつは他人だ! 他人なんだよ!」

「え? じゃあ~? なんで~?」


 ヒイラギの視線がレシアの奴へと向く。実際イレギュラーなのはレシアの方だ。本当なら記憶もまっさらになってるはずだっだ。確かにヒイラギとレシアは姉妹だった。でもその繋がりはもうない。なくなってる。

 だから今――は無関係の他人なんだ。家族とかじゃない。それは間違いない。


「あれれ、そうだね。今――は私達は他人だよね。うんうん、何も間違ってない。間違ってないよ」

「そんなぁ」


 あんまりにもあっさりとレシアの奴はその事を認めた。さっきまでヒイラギお姉ちゃんとか言ってたけど、今はもう他人という。なんかいきなりとてもドライな感じになったレシアの奴がちょっと恐ろしく思えた。

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