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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2399 前に進むためのXの問い編 783

 僕は炎の渦を刀身にまとわせてレシアの渦へと攻撃をする。あつい……がこっちもレシアの炎を無理やり奪ったおかげで、レシアの炎のへの耐性というか、その特性の恩恵を受ける事ができてる。

 それは自身のスキルでは負傷を負わないという、このLROのシステムだ。自身が炎を纏うようなスキルを発動したとしても、自分のHPが削られることはないじゃんか? それである。


 けど僕は第三者だ。そしてチームメイトでもない。そうなると、レシアの炎の攻撃対象になるのは必然だし、そうならないとシステム的には欠陥だ。そんな欠陥がLROにあるのか? といえば――否――だ。

 そんな訳はない。けど僕が今使ってる炎はレシアが自身から生みだした、いわばレシアのスキルの炎。それを僕は自身の物にして使ってる? いや違う。それはまた違う。

 僕はレシアの炎を奪ってる。けど、この炎はレシアの炎だ。つまりは何を言いたいのかというと、これはレシアの炎なんだから、僕も今はレシアの炎ですよ……という拡大解釈である。


 強引? そんなのはしらない。けどLROは限りなくリアルに感じるが、全てはコードなんだ。仮想現実。だからこそ、その解釈はリアルよりも大幅に大きい。それこそリアルでも、黒だけど権力者とかがいえば白になるとか……そんな言葉があるだろう。


 それと一緒だ。僕は黒ではないが、コードを変えることができる祝福を使え僕は何色にでもなることができる……ということだ。もちろんそれはそんな簡単なことじゃない。


 実際僕だけでは無理だった。この拡大解釈をやるにはより深いコードの理解と、そして必要な許可が必要だった。なにせこれが簡単にできるのなら、敵側からのスキル攻撃を簡単に無効にできることになる。

 祝福を手に入れてしまえばそれができるとなれば……きっと誰もが祝福を求めるだろう。まあ求めたところで適正がないと祝福は手に入らないんだけど。けど持ってる人と持ってない人で明らかに違いが出たら、それは所謂バランス崩壊ってやつになってしまうだろう。

 まだ僕と会長しかもってないから良いものの……それがそこそこの数となると……ね。流石にシステムも黙ってないだろう。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 僕は差し込んだフラングランを使って2つの炎の渦を霧散させた。そして最後の一つ、そこでレシアの奴の拳とぶつかりあった。

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