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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2384 前に進む為のxの問い編 768

(どうやってあれを破壊する?)


 僕は直上に飛んでレシアの奴が作り出した火球へと向かってた。勢い込んで飛んでは見たが……近づくにつれてその大きさがアホみたいだと思える。これをどうやって破壊したらいいのか……実はただ動いただけでそのプランはなかった。

 でも止まることはできないだろう。とりあえず僕の最大火力をぶつけてみる。様子見? そんな事はしないしできない。これが降り注いだらもしかしたら世界樹にだってその火の手が行くかもしれない。大きな傘のように広がってる世界樹の枝葉はそれこそかなりの高度にあるからこの炎の影響は受けてないだろうが、したから上に燃えていくって事だってあり得るだろう。

 まあ世界樹はきっとオブジェクト破壊不可対象だろうし、それを超えるとしても、かなりの耐久力はあるだろうとはおもうけどね。でもだからってこのリア・レーゼの人たちが世界樹が燃えるのを許すかというと……許すわけない。


「熱いからあまり息をするなよ」


 僕は背中のヒイラギにそういうよ。だってあの火球に突っ込んでいくんだ。下手に息をしようものなら、肺とかが焼かれる可能性だってある。僕はジェスチャーコードで札をバラまいて一斉に雷を放つ。それを束ねて風体武装に組み込んで嵐を完成させる。混合武装である。


 今の所、これが僕の最大火力だ。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 僕は雷のスピードで火球に突っ込んだ。そして次の瞬間、反対側に一瞬ででた。さらにさらに、まん丸だった火球がブニブニと不安定になって、下に落ちる前に大きくはじける。この一瞬で僕は百回以上はきったからね。不安定になって維持を出来なくなったんだろう。


「無事か?」

「はい~凄いです~!」


 背中のヒイラギは興奮してる。さっきまで目を回してたけど、無事そうで何より。僕はとりあえずこの炎の一部を拝借……


 「やっばり、予定通り」


 そういって攻撃をしてくるレシア。でも僕は今は風帝と雷帝が合わさった嵐の状態。反射神経だって特筆してる。一瞬の刹那。レシアの拳が僕に当たる寸前で動き、すれ違い様に数十回の攻撃を叩き込む! レシアだからって容赦? そんなのしたらこっちがやばい。

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