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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2383 前に進む為のxの問い編 767

「ごめん」


 僕はそんな風に小さく呟いて空中に上がる。あのテア・レス・テレスのメンバーの人がなんで首を横に振ったのか……それはわかってた。僕がヒイラギを……星読みの御子と共に行くのを拒否ってたんだろう。

 だってヒイラギはここリア・レーゼ……いやひいてはモブリの国全体でも重要な人物だ。なにせ星読みの御子という立場は一つしかないからだ。これがもしも第二・第三の星読みの御子が実はいます……ならヒイラギの重要度というのは低くなる。

 それはそれで僕的にはいい事ではある。だって唯一無二よりも、代わりがいる方が執着度合いが減ると思うんだ。もしも唯一無二なら、絶対に手放そうとはしないだろう。

 当然だよね。リアルだってそうだ。唯一無二の商品、それを手にして果たして気軽にそれを人に見せたり、ましてや誰かに貸すとかするだろうか? いやしない! ヒイラギはそんな物……ではないが、つまりはそういう事。


 今の星読みの御子という立場が絶対的な希少性の元にある立場なら、ヒイラギを自由にセツリと会わせるなんて不可能になる。でも……だ。でももしも、星読みの御子に第二・第三がいるのならもしかしたら――


「もうヒイラギはいいか」


 ――と思わせることが出来たら、案外ね。その役職を解かせてセツリの元へ行かせることだって不可能じゃないじゃん? とか思うんだけど……まあそこは一回ローレの奴に相談した方がいいだろう。


 僕が直接聞くのはなんか腹立つ返しされそうだし、ここは会長を経由して聞いた方がいいだろうね。だからこそテア・レス・テレスのメンバーの人はそんな重要度が高いヒイラギはその場においていってほしかったんだろうって……僕はちゃんと察知してた。

 でもそれには気づかないふりをして、こうやってヒイラギと共に出て来た。まあ理由は色々とある。あのレシアの奴にヒイラギを見せたら、もしかしたら引いてくれるんじゃないか? って打算とかね。

 なにせこいつらは姉妹だし……いや、だった――と言った方が今や正しいけど。

 既に肉体的なつながりは多分この姉妹にはない。そもそもが元がデータであって、血のつながりとかもないわけだけど、姉妹という設定はあったんだよね。

 けど今やそれもきっとないだろう。だからこそ、それをどれだけ重要視してるのかなんてのわかんないけど、とりあえず合わせてあげた方が良いかなって……そう思ったんだ。

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