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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2380 前に進む為のxの問い編 764

「ヒイ……星読みの御子様? どうしました?」

「私も~行きます~」


 僕はヒイラギと言いかけたけど、とりあえず本名をあんまり言いまくるのは不味いのかな? と思って言い直した。だって星読みの御子というのは対外的に呼ばれる称号というか立場だからね。

 誰もきっと外ではヒイラギの事をヒイラギとは呼ばないんじゃないだろうか? 僕は気を利かせたのだ。


「むむーです~」


 なんかヒイラギが頬を膨らませてる。いや、見えないけどね。だってヒイラギの顔の前には白い布がある。まあ薄いからうっすらと輪郭くらいは見えるけど。でもきっとそんな風にしてるんだろうなってわかる雰囲気? って奴を感じる。


「なんでぇですかぁ~?」

「なんでも何も、危ないからだよ。危ないところに連れていけない」


 僕はそんな風に普通の事をいうよ。いや当たり前だね。あたりまえのことだ。小さな女の子を危ないところには連れていけないってのは普通で当然の事だろう。

 けど……ヒイラギはこういってきた。


「責任放棄ぃ? ですよ~」


 なんか難しい言葉を知ってるな。ヒイラギはそんな事をいってくる。でも責任放棄とかいわれても……ね。


「危ないんだ。ここなら周りのお兄さんお姉さんが守ってくれるから」


 そんな風にいうけど、ヒイラギはフルフルと首を横に振るう。どうやら納得できないらしい。そんなに僕に懐いたの? そこまで懐かれるような事したかな? いや、初めての友達……だからか?


「スオウは~私を守るってぇ、そういった筈です~。だから~他の誰でもないぃ。スオウがぁ~私を守るんです~」


 なるほど、確かにそうは言ったかも。自分が守るから大丈夫だと……ヒイラギの周りにいたモブリ達に宣言したかもしれない。でもそれをヒイラギ自身に指摘されるとは……言葉を違えないのなら、ヒイラギを守るのは他の誰でもない、僕自身でないといけないから連れていけ……ということか。

 でも実際、何が落ちて来たかわからないからな……もしも妖精王とかがやってきてたら、流石に守り切れるなんていえない。なにせ奴は未知数だし……

 そんな事を思ってると、沢山の叫びと共にドガアアアアアン! という衝撃が近くで響く。僕はとっさにヒイラギをかばってその音の方向をむいた。


「はぁ眠たい。眠たいけど……この運動の後にいっぱい寝るのが最高だよね」


 そういって立ち上る煙の中から姿を現すのは何やら赤い……赤い人物。そして僕はあれをしってる。そんなに大きくはない。160いくか行かないかくらいの身長の女で、その肌には赤い鱗の様なものか見える。そして頭部には特徴的な角があって、背中には翼。尻からは大きな尻尾。

 どうやら月から落ちて来た敵というのはレシアの奴だったらしい。

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