2377 前に進む為のxの問い編 761
「えっと、その子は?」
「依頼を達成してきた……といえばわかります?」
僕はテア・レス・テレスのメンバーの人にそういった。そもそもが彼からの依頼だったわけだしね。彼が懸念を抱いて僕に星読みの御子の居城まで行ってほしいといってくれたから、行動をした。その結果、僕はこの通り、星読みの御子を持ち帰った。
まさか彼も持ち帰るとはまでは思ってなかったのかもしれない。けど実際危ないならこうすることだって……ね。あるでしょ。どうやらヒイラギの奴は僕の他には顔を見せる気はないのか、頭にあった布を下ろしてる。
「えっと……本当に星読みの御子様でしょうか?」
そんな風に彼はかしこまった言い方をする。それに対してヒイラギ「そうです~、私がほしよ……ヒイラギです~」といった。
おい……である。きっと星読みの御子と最初は言おうと思ったんだろう。けど忘れたのか、面倒になったのがしらないが、普通に名前をいった。てか今更だけど、ヒイラギは記憶をなくしてるのに、名前はヒイラギなんだよね。そこまで完全な別人にしなかったのは、マザーもその内にセツリとの邂逅を願ってるから……なのかも? 実際僕もセツリに教えてやりたいしね。けどあんまり前のめりにそれを教えても今はそれぞれちゃんと役割をもってヒイラギ達姉妹はこのLROに生きてる。
だから見つけたとしても、以前のようにセツリの元に集まれるか? といえばそうとはいえない。このヒイラギがその最たる例だろう。だってヒイラギは今や星読みの御子だ。セツリと邂逅したとしても、簡単にセツリと共に行く……なんてできない。実際、それを望むのかもわからないしね。
レシアの奴は以前の記憶があって、天涯孤独の環境だったから、今はセツリと一緒にいるみたいだけど……ヒイラギはそうはいかない。なんとなくで「親は?」とか聞いたけど、それに対しての答えは頭フルフルだった。
頭を横に振ったヒイラギ。つまりはヒイラギは親をしらないんだろう。それにここはモブリの国だ。そして星読みの御子なんていう上の立場になぜか人種っぽいヒイラギがいる。
この時点でおかしい。ローレの奴はあんなでも一応モブリらしいけど……ヒイラギは普通に人種っぽいからね。そんなヒイラギがなぜかモブリの国で星読みの御子をやってる。この時点でなんか「ある」だろう。
簡単にモブリの国がヒイラギを外に出す……なんてするわけない。今は緊急事態だし、僕が無理矢理連れてきたが……次もこんな機会があるとはわかんないからね。
だからセツリに安易に伝えるのはどうか? っておもうところだ。