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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2362 前に進むためのXの問い編 746

次でなんとか更新分は終わりますね。今日の分もその後に上げますね。展開がかなり変わっちゃったけどそこは御愛嬌でお願いします!

 僕はある程度テア・レス・テレスの戦力がこっちに来たのを確認して一回上に飛んだ。全体としての戦況を把握したかったからだ。

 不利だった状況も流石にこの戦力が一気に投入されたらこっち側に傾く。問題はコア・クリスタルの転送能力だった。実際、普段は気にする必要なんてないだろう。だって普段なら体感数秒でコア・クリスタルをつかった転送は完了する。

 けど流石に一度に数千人を送るのは警告文が出された。


『転送待ちが発生中です。転送まで後……』


 ――という感じである。なので一斉に……という感じにはできなかった。常にコア・クリスタルの転送なんてプレイヤーが使ってそうだから、そのくらいの人数を転送してたんじゃないか? って思わなくもないが……『一斉に』ってのが味噌だったのかもしれない。


 流石に一斉に数千人が転送要求をすることなんてない。まあ流石にコア・クリスタルの近く、その周囲五メートル範囲くらいでしかコア・クリスタルの転送を受けることはできない。


 だからこそその周囲五メートルを数千人に詰め込む……なんてできないから最初から数十人程度を転送するしかない。


 けどここで思うだろう? 


『あれ? そういえば人種の国のコア・クリスタルって壊されてなかったっけ?』


 ――ってね。それはそうだ。人種の国のコア・クリスタルはあの超大型の月人の攻撃によって破壊されてしまった。ならコア・クリスタル間の移動は今は使えないはず……とね。

 でもそこは会長がなんとかしてくれた。てかそうじゃないとあのとき、あの場所でもあの戦力を投入なんてできない。確かに人種の国のコア・クリスタルは壊された。外見的には……ね。


 何を言ってるのかというと……外目では壊されたということだ。しっかりと壊れたのを目撃した人もいるだろう。けど……システム的にはそこにあった。機能が停止してる状態だったけどね。

 それにいち早く気づいたのはやっぱりだけど会長だ。あいつは色々と事前に仕込んでるやつだからね。きっとなにかやってたんだろう。

 以前から僕もローレのわがままに付き合ってゲートを弄ってたし、それを見てなにか思いついてたとしてもおかしくない。いま人種のコア・クリスタルはその崩壊した姿をそのままに、実はそこに一つの三角錐に形作った紙が逆さまに鎮座してる。


 そう、それこそが代理コア・クリスタルである。

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