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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2373/2745

2361 前に進むためのXの問い編 745

もう全て書き直してます。次もできるだけなるはやで書き直します。

 僕の後に続くようにテア・レス・テレスの面々が次々とやってくる。先にこのリア・レーゼで戦ってたプレイヤー、NPCたちはこのいきなりの戦力の増強にとても驚いたことだろう。

 実際、今までは散発的で、増えてはいるけど、でも実感はない……くらいだったのかもしれない。こっちだって人種の国と同じように、全く知らない人たちが善意とか、それかお祭り気分で集まってるやつもいるだろうからね。


 プレイヤーの中にはこれだってただの突発的なイベントだと思って参加してるのは当然居る。なので連携なんてとれるわけもない。いきなりアライアンスを組めるなんてことはない。

 誰かがそれを言ったとしても、ただでは組んではくれないのは仕方ないんだ。それはきっと彼らか薄情とかではないだろう。警戒とかもしてるだろうし、単に詳細なステータスとか見せたくない……って気持ちもあるかもしれない。


 けどバラバラにやってたら今のところ現状を維持できてるだけで、改善はしてないって事に皆が気づいてたはずだ。そもそもがモブリは肉弾戦よりも魔法が得意な種族だ。

 小さいから総じて腕力とかは弱い。そして魔法は強力だし、その本場であるモブリの国の人たちともなると、子供から大人まで魔法を使うから頼もしい……と思えるだろう。

 なにせ……だ。なにせ魔法は剣や槍とか弓とかとは違って、体ができてなくてもある程度の威力を出せる。


 勿論剣とか槍だって、突いたり、持ち上げるくらいは子供でもできるだろう。でもそれで戦えるか? といったら話は別だ。子供だけじゃない。年老いた人たちにはそのお重さ……重量はきつくなっていくだろう。


 けど魔法なら子供も大人も、そして老人も使える。だからこそ、潜在的な戦力とかは実はモブリが一番あるといっても過言じゃない。


 でも問題がここで起こる。魔法は単体火力よりも全体火力の方が高い傾向にあるということだ。つまりはどういうことか? それは個人に使うよりも魔法は集団に使う方がより効果的に運用できるってことである。


「それっていい事じゃん!」


 ――と思えるだろう。けどそれが違う。いや、勿論明確に戦場の皆が味方でその他は敵と区別できてるのならいい。それか戦場で二軍に分かれて睨み合ってる状態とかなら、気兼ねなく魔法を行使できるだろう。けど今は違う。


 敵味方が入り乱れてる。そしてシステム的には月人とプレイヤーの敵・味方の区別がついてない。NPCがどういう判断でフレンドリーファイヤを回避してるかは実際知らないが……だからこそ、魔法の強みである全体殲滅力を思うようにリア・レーゼ側の戦力は行使できなくて不利に陥ってる。

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