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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2358 前に進む為のxの問い編 742

 私が謎の魔法を発動して月人を先制的に攻撃をする。私のこの謎の魔法は月人にとても効果的だ。だから一気に月人の動きは鈍くなる。普通の月人ならこれだけで溶けるように燃えていく。


 進化してる月人だって、どうやらこの雨の様な炎に当たるとデバフも受けるのか、とても動きが緩慢になる。スキル封じに対策をして、対等に戦えるようになってるといっても、流石に進化した月人はそれなりにステータスもアップしててただ倒すのだってそこそこに大変だ。けど私のこの謎の魔法に打たれてると、二人位の連携があればスパッと倒せるくらいには弱体化してる。


 なので私は何度もこの魔法を発動して皆の勢いを継続させる。なにせ……だ。なにせこの魔法の何がいいってこの月人への効果てきめん具合……ではない。

 そんな事じゃないんだ。なにが一番いいかってそれは自動詠唱な所である。どういうことかという、このLROにはそもそもMPという概念がない。だから魔法は基本打ち放題だ。

 けどその代わりに魔法には詠唱が絶対に必要なのだ。そして基本その詠唱はそこそこ長い。今はなんか短縮詠唱という技が編み出されてるが、けどそれを出来る人は上位層の一部だけだ。てか上位層だってそれが出来る奴はそうそういない。

 もちろん……私が短縮詠唱なんてできる訳がない。そして詠唱はとてもシビアだ。一回噛んだりしてもダメである。それだけで魔法は発動しない。MPがない代わりにとても詠唱にはシビアなのがこのゲームだ。

 だからこそ同じ魔法だからって強力な魔法を連続して出せるか? というとそれは舌と喉の調子による。さらには素早く詠唱をしたいなら早口みたいに言わなくちゃいけないわけで、正確さが求められるから活舌だって必要だ。

 なので魔法を確実に発動するというのは実際結構難しい。でも……だ。でもこの魔法、勝手に私の口が動いて詠唱を口ずさんでくれる。まあそのリズムは一定で早くする……とかはできない。

 けど確実に発動できる。それが大きい。だって一度自動詠唱になってしまえば、あとはこっちは何をしても別にいい。つまりはとっても楽。

 私は自動詠唱最高! と声高に叫びたいくらいだよ。実際この魔法が月人に刺さりすぎて、これ以外が邪魔になるみたいで私しか攻撃魔法やってないし……あれあれ? この戦いMVP、私もらっちゃう? これは私の名前も轟いてしまうかもしれないね。

 いやー隠れた陰の実力者ポジを狙ってたんだけどなぁ! いやーしかたないなぁ!

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