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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2355 前に進む為のxの問い編 739

 どうやら海の底にあるウンディーネたちの国はそんなに被害がないらしい。まあ海の中にあるからね。月人……いや月にとっては一番攻めにくいところだろう。

 てかそもそも水の中に行ける月人がいるのかもわかんない。それから鍛冶屋が治める移動式のところも一時的には危なかったらしいが、テア・レス・テレスが人を派遣した時には既に事態は収束してたみたい。


 そもそもがあんまり月の石を持ってなかったからそこまでの月人が投入されるってことがなかったみたいだね。それにあそこには生産系の人たちがおおいとはいっても、つまりはそこの武器やアイテムにはとても質の多いものがおおい。

 一回だけしか使えなくてもそこそこ威力の高い高品質なアイテムとかもあそこならきっと使い放題だろうしね。それらを使えば、ある程度の月人なら対処できてもおかしくない。


 流石に人種の国ほどの月人が一斉に湧いたらヤバかっただろうけど……きっとそうではなかったんだろう。それにそれぞれの国に沢山のプレイヤーが続々と行ったみたいだしね。その数もきっとメインの三つの所に比べると少なかっただろうけど、まあなんとかなったのならよかったよね。


 問題は残りの二つだね。モブリとエルフの国である。そこ二つはやっぱり大国だけあって人種と同じように……同じくらい月の石を所有してたわけで……なのでやっぱり大量の月人が発生してる。モブリもエルフもかなりやばい。どっちがやばいかというと、どっちかというとエルフの国だろう。


 なにせ……だ。なにせエルフの国は城塞都市だった。それが悪いように働いたといっていい。だって城塞は外からくる敵を想定してる。強固な壁は外から攻めてくる敵にはとても有効に働くだろう。

 けど今回は内側……その壁の内側から攻められた。そうなると、逃げるのにも壁が邪魔になってしまう。エルフの国の首都であるアルテミナス……そこには確か三つくらいの壁があった筈だ。

 一番大きな城郭都市としての外側の壁……そして一般庶民と貴族を分ける領域の壁……そして最後に最終防衛ラインの城を守る壁だ。けど今回はその最終防衛ラインだった城から月人があふれ出したわけで……お偉い人達はどうなったんだろうか? 上手く逃げられたのか……もしかしたらまだ城で孤立無援とか……


 実際どうやらまだ王様たちは確認されてないらしい。月人は貴族たちの壁の方まで押し寄せてしまってる状況。けどこれでも持ち直してるほうだ。テア・レス・テレスの参戦で、なんとか月人を真ん中の壁まで押し戻したところだ。


「ふあーあ」


 私は一応連れてこれらたけど……別にやることないし眠いしで欠伸が出てくる。

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