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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2330 前に進む為のxの問い編 714

 月蛇二体、奴らは相手をしてたプレイヤーたちを振り切って、上昇していく。あの月蛇二体には羽やら翼……そういうものはない。けど、デフォルトで浮いてる状態だった。普通に飛ぶというスキルがきっとあるんでしょう。

 もちろんプレイヤー達もただ逃がそうなんてしない。遠距離攻撃が出来る人たちはなんとか落とそうと、頑張って攻撃してた。けどこれまでの戦闘でもそうだったけど、あの月蛇二体はかなりの回避性能がある。そもそもがその細長く、独特な動きをしてるその体には、攻撃を当てることが難しかった。

 常に動いてるその体……顔は大きいが、大体の物を飲み込めるようだった。体よりも大きいその頭。どう考えてもアンバランスなその体なのに、あの月蛇二体は浮いてます。


 そんな二体の月蛇はある程度に上がったら、超大型の月人の手に納まりました。収まったというのは、その拳の中に捕まれた……という事です。そのまま握り潰されてもおかしくない。

 でもそうはならなかった。月人はそんなに知能は高くありません。けど、仲間意識って奴はちゃんとあるようです。拳の中に消えていった二体の月蛇。その姿は別の形になってその姿を現します。それは……


「あれは……武器? いえ、槍と盾になった?」

「ちょっ!? どういうこと? なにが起きてるのよ!!」

「おい! こっちにも負傷者がいるぞ! 来てくれ!」


 私たちの所に、どうやら救助隊が来てくれた。瓦礫をどけてくれて、私たちは助けられました。『ありがとうございます』そういってお礼を伝える。回復薬ももらってしまいました。


 インベントリが使えない今、かなり貴重なものになってしまってるはずですが……


「いや、インベントリは来たばかりの人はどうやら使えるようだ」


 そんな事を一人のプレイヤーが教えてくれます。なるほど、そうなのですね。けどこれからはもう、プレイヤーも簡単には増えることはできなくなった……かもしれません。なにせ……です。なにせ復活の中心……私達プレイヤーが最初にこのLROの世界に降り立つ目印となってたその存在。

 大きな広場……いえ広場というか、その中心にあったクリスタル。それ自体がもう……壊れた。これってこれからLROを始める人たちはもう人種の国を最初に選ぶことができなくなった……ということなんでしょうか? 

 それはかなりの影響がでそうな……大丈夫なんでしょうか? いえそれよりも……私はスオウ君と超大型の月人の戦いに目を戻します。武器と盾……それを手にした超大型の月人は更に厄介な存在へとなってしまったようです。

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