2330 前に進むためのXの問い編 704
「ちょっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そんな事を抱えてるメカブが叫んでます。ちょっとうるさいですよ。てか舌かみますよ。危ないので口は閉じてた方がいいと思いますけど……屋根に昇った私は屋根から屋根へと飛んで走ってる。そして目指すは……超大型の月人。みなさんが尻込みするのなら、まずは私が……私達が先人を切ろうと……そういうことです。
「一人でやりなさいよ!」
「私一人では火力不足です。とりあえずバフをお願いします」
そんな事を私は抱えたメカブにお願いする。色々と文句を言いたそうなメカブですが、とりあえずは詠唱に入ってくれた。このままじゃ素の状態のままあの超大型月人とやり合うとことになってしまうから、それは勘弁と思ったんでしょう。
超大型の月人は歩くだけで建物を壊してる。まさに災害と呼べるほどの存在。あいつからしたら、私達の攻撃なんて爪楊枝を刺すくらいのダメージしか与えられなそう。一応ステータスは見えてるし、HPにももちろん限りがあるのはわかる……けど一回どのくらいのものなのか、それを確かめるためにも一回攻撃を与える必要があるでしょう。私はしまってた槍を取り出して、メカブを持ってる方とは逆の手にそのやりもった。
更には体を覆う光が一度、二度と色を変えて与えられた。メカブの魔法です。それによって攻撃力と防御力、そしてスピードにバフをもらいました。体が軽くなる。更にスピードを上げて超大型の月人に迫ります。
とりあえずただ歩いてるだけの超大型の月人に一発をかますためにその腹へと槍を突き立てました。遠慮なんてしません。これでたおしても構わないのだろう? という気概で一番威力の高いスキルを発動させて腹に風穴を開けるつもりで私は突っ込んだ。
意識をしてなかったのか、超大型の月人は私の攻撃に何も反応することはありませんでした。まともに腹ち食らった。けど……
「やはりですか……」
どうやら大したダメージにはなってないらしい。腹にいる私達にむかって、手がむかってくる。
「ちょちょっ来てる!」
そんなのはわかってますよメカブ。私はくるりんとジャンプとともに回転して、むかってきた腕に逆にのった。まるで私達を体に張り付いた蚊を叩くような……そんな感じの動作。
どうやらこの超大型の月人は私を虫……程度にしか思ってないみたいです。