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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2328 前に進むためのXの問い編 702

 私はメカブと合流するために再び大教会を出た。なにせこっちに来るとなったら、転送を使うことになるでしょう。そうなると町の広場へと出るはずだ。中心にある街の広場は丁度こっちの戦力と月人がぶつかってる最前線といっていい。さっきからここにも広場で怪我したNPCが運ばれてたりしてる。

 ここは広場から一番近い教会だから、ここが前線基地みたいになってます。実際ちゃんと状況を把握してれば、それをわかってるから、対応できるはず。


(でもあの子……ですからね)


 深夜ですが、情報を受け取ったプレイヤー達がそこそこやってきてます。そしてその人たちはこんな深夜にやってくるのですから、やる気満々です。ログインすると同時に、前線に加わって戦闘を始めるくらいのそんな気概があって、大体プレイヤーなら前衛でも後衛でもまずは戦いに参加してます。

 そして疲れた人たちが後方に下がってたりするのが現状です。本当ならちゃんとやってきた人たちを集めて指揮を出来る人がいたらいいんですが……流石にそんなことが出来る人はまだ表れていません。けどあの子がやってきたら、どうせやる気なんてないでしょう。その場で困惑するのが目に浮かびます。戸惑ってる間に戦闘の波に飲み込まれていやおうなしに巻き込まれると、そのままあの子の場合は倒される……可能性もある。

 そしたらまた私たちの拠点の町に戻ることになる。そしてまたこっちにきて……同じように……とならないとも限りません。なにせあの子はどうせやる気ないですからね。むしろ何回かそれをやって「もう行きたくない」と言い出すかも。実際私は周囲に合わせるのも得意です。だから即席のチームでもそれなりに動けると思ってます。それに対してメカブちゃんは他人と話すのはとても不慣れ。けどあの子もそれなりに戦力にはなるはずです。

 それにやる気がないだけで、あの子は結構使える。私とのツーマンセルでも全然いい。それだけで、動ける行動範囲が広がります。私は全くもって、回復魔法とかは使えないです。アイテムに頼り切ってます。けどあの子がいれば、魔法の助けも得られます。あの子は基本攻撃魔法を主体にしてるけど、回復魔法もできないわけじゃないですし。


「なんだが嫌な予感がします」


 あの子、トラブル体質なんですよね。急いで広場に向かう私。時々こぼれてた月人を殴り飛ばしつつ広場に近づくと、戦いのなか、おろおろとしてる女の子が見える。あっちを向いて動いてほかの人にぶつかりそうになってる。そして反対側に行こうとしてもそこでも戦闘が起きてるから「邪魔だ!」とか怒られてしまう。

 そんな風になってると、そのままあの子はその場にうずくまってしまった。全く普段は偉そうにしてるのに……知らない人がたくさんいると借りてきた猫みたいになるんですから。


「メカブ!!」


 私は近づいて彼女を檄を飛ばします。

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